アン・ハサウェイ、受賞式シーズンのバッシングに「気が滅入る」
第85回アカデミー賞授賞式でも乳首ドレスの一件で騒がれ、映画賞シーズンは良くも悪しくもマスコミを賑わせ続けたアン・ハサウェイだが、一連の映画祭の受賞式後に自分を批判する人々が出現し、アンチ・ハサウェイ的ツイートが出回ったことに深く傷ついたという。
ハサウェイがネットで最も批判を受けたのは、様々な映画賞での受賞スピーチの内容だった。「ああ、またアン・ハサウェイのスピーチ。驚いて、光栄に思って、恐縮する。入念にリハーサルを繰り返したくせに、即興ぶったスピーチ」、「ハサウェイがヴィクトル・ユーゴーにまで感謝するんだったら、キャスリン・ビグローはビン・ラディンに感謝しなきゃいけないの?」といったツイートが殺到する中で、ハサウェイは、これ以上嫌われないようにと、アカデミー賞用のスピーチを慎重に準備していたという。「彼女は、自分のスピーチがジョークのネタになっていることを良く知っていた」と関係者がUS Magazine.comに語っていた。
Hatha-haters(ハサウェイ嫌い)を名乗る人々まで現われた現象について、ハサウェイは「それは本当に、気が滅入ります。でも、覚えておかなければならないのは、全てのポジティヴなことにネガティヴな側面もあるということで、全てのネガティヴなことにもポジティヴな側面があるということです」とオスカー後のインタビューで語った、と英紙デイリー・メイルは伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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