ウイスキーの味わいの表現は?ウイスキートリビア満載の話題作に酔う|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ウイスキーの味わいの表現は?ウイスキートリビア満載の話題作に酔う

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ウイスキーの味わいの表現は?ウイスキートリビア満載の話題作に酔う

樽の中で10年、20年とゆっくり熟成されるウイスキー。暗く静かな倉庫で眠る魅惑の液体は、内包するアルコールと共に毎年2%ずつ蒸発して減っていく。その現象をタイトルにした4月13日(土)公開の映画『天使の分け前』には、マニア垂涎のスコッチウイスキーや、それらが産み出される蒸留所が幾つも登場する。

恋人との間に子供が生まれたお祝いとして主人公ロビーが初めて口にするウイスキーが、1828年創業の超老舗スプリングバンク蒸留所で産み出された“スプリングバンク32年”。このスコッチウイスキーとの出会いによって、ロビーがウイスキーテイスティングの才能を開花させていく姿は、まさに幾年もの間、樽の中で眠っていたウイスキーが、空気に触れることでその香りが広がっていく様を思わせる。

他にも“ラガヴーリン16年”や、ロビーがブラインドテイスティングで見事に銘柄を当てる“クラガンモア”、そして偽物が登場するほどマニア垂涎の的となっている幻の名酒“モルト・ミル”が登場。映画の中で開催されるオークションでは一樽100万ポンド以上の価格がつくほどの超高級ウイスキーが、いかにしてロビーの人生を変えるのかは見てのお楽しみだ。

日本ではワインやビールほどにメジャーな存在ではないものの、近年は炭酸水やトニックウォーターで割ったハイボールなどで再び注目を集めているウイスキー。その生まれ故郷でもあるスコットランドの風景も魅力的な痛快ハートフルコメディに酔いしれてほしい。【トライワークス】

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