濱田岳、ボケとツッコミで岡田将生を翻弄「10代でできなかったイジりを」
2011年に刊行された万城目学の同名小説を濱田岳×岡田将生W主演で映画化する『偉大なる、しゅららぼん』(2014年春公開)。クランクイン会見が4月4日、滋賀県彦根城博物館で行われ、出演者の濱田岳、岡田将生と水落豊監督が出席した。
この日は、彦根城に江戸時代から実在した能舞台(※現在は博物館へ移築)で会見を実施。濱田と岡田は琵琶湖で代々、不思議な力を継承する一族の跡取りである高校生役を演じるため、劇中の全身真っ赤な学ランを着て登場。プライベートでも親交のあるふたりは、お互いの学ラン姿を「イケるな!」とほめ合う一幕も。不思議な力を継承する日出家の跡取りでもあり、最強の力の持ち主とされるナチュラルボーンお殿様な高校生、日出淡十郎を濱田が、高校入学を機に分家から日出一族の本家に居候し、淡十郎に、そして宿命に振り回され戸惑う高校生、日出涼介を岡田が演じることから、劇中の関係のように濱田が自由なボケと突っ込みで岡田を翻弄した。
「お殿様な高校生役なので、マイペースに演じたい」という濱田は、岡田との共演に「岡本くん(岡田からは『岡田だよ!』と突っ込み)との主従関係性もプライベートに近いので、自然にできそうです。成人してからの共演は初めてなので、酒でも飲みながら10代の時にはできなかったイジり方をしたいと思っています」と野望を語る。そんな濱田を横目に、岡田は「(濱田)岳くんとはプライベートでもお供のようなので、自然体でいきたいと思います」とマイペースな姿を見せた。そんなふたりの姿に水落監督は「原作を読んで、濱田さんと岡田さんのW主演で良かったと確信しました。ふたりのプライベートの仲の良さを、そのまま撮りたい」と期待を寄せた。
滋賀に初めて来たという濱田は「新鮮です。楽しい映画を作って、滋賀の方から『よくやったぞ!』と言われる作品にしたいです」、普段はCMの短期間での仕事が多いという水落監督は「映画の1ヶ月間撮影は初めてなので、滋賀の美味しいものを食べて頑張ります」と意気込みを見せた。「琵琶湖に本当にありそうな話だから、世界観を大切に、面白い映画になるように頑張りたいです」と語った岡田は、「東京で花見ができなかったので、滋賀ではお花見もしたいですね」と願望を明かすと、濱田からは「そんな時間ないよ!」と突っ込みが入り、仲の良さを見せた。
嘉田由紀子滋賀県知事は「原作本は発刊直後に読んでいて、物語に出てくる場所をイメージしていたので、映画化が決まって本当に嬉しいです」と喜びを語り、「パワースポットアドベンチャーであるこの映画が、神の住む映画になってほしいと願っています。滋賀県をあげて応援していきます」と宣言した。本作の撮影は、原作小説と同じ舞台となる滋賀県にて全編オールロケを滋賀県全面協力のもと、4月4日から約1ヶ月間予定している。【Movie Walker】