「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のジェームズ・ガンドルフィーニ、51歳で逝く
米HBOの人気テレビドラマシリーズ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」などで知られるジェームズ・ガンドルフィーニが、心臓発作のため、現地時間6月19日にイタリアで亡くなった。51歳の若さだった。
ピープル誌などによれば、ジェームズはシチリア島で開催された映画祭に出席するためイタリア入りしたが、ローマを旅行中に心臓発作で亡くなったという。
この訃報を受け、HBOの広報が「我々は大変なショックを受けると共に、言い表せいほどの悲しみにくれています。彼は才能があって特別な人でしたが、もっと重要なことは、優しくて、タイトルや地位に関係なく、誰にでも差別なく公平に接してくれる愛すべき人だったことです。長年にわたって、ユーモアと温かさと謙遜さをもって私たちに接してくれました。ご家族の悲しみを思うといかばかりかと思いますが、謹んでお悔やみ申し上げます」と、正式にガンドルフィーニの死去を伝えた。
ジェームズは、1999年から放送されたテレビドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」の主人公トニー役が絶賛され、3度のエイミー賞、そしてゴールデングローブ賞などで主演男優賞を受賞している。最近では第85回アカデミー作品賞にノミネートされた『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)やブラッド・ピット主演の『ジャッキー・コーガン』(12)などに出演し、異色の存在感を放っていた。
また、人気テレビシリーズ「Criminal Justice」や新作『Animal Rescue』(全米2014年公開予定)の撮影を終えたばかりで、まだまだ活躍が期待されていただけに、早すぎる死が悼まれている。【NY在住/JUNKO】
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