日本映画の金字塔『キッズ・リターン』のその後、ついに映画化決定!
日本映画の金字塔『キッズ・リターン』あの“シンジ”と“マサル”が帰ってくる!1996年に公開され、今なお日本映画屈指の名作として多くの観客に愛され続けている映画『キッズ・リターン』。
あれから10年後の“シンジ”と“マサル”の運命の再会、そして彼らの<今>を描いた物語『キッズ・リターン 再会の時』の映画化(東京テアトル/オフィス北野 配給)、2013年10月12日(土)公開予定が発表された。
原案はビートたけし。監督には清水浩。カンヌ国際映画祭国際批評家週間に選定された『チキン・ハート』(2002年)で知られ、国内外で高く評価されている。また清水は、『キッズ・リターン』(1996年)等、『ソナチネ』(1993年)、『BROTHER』(2001年)まで、北野武監督作品の助監督を務めている。主役シンジ役には平岡祐太、もう一人の主役マサル役には三浦貴大が抜擢された。
本作の映画化にあたり、ビートたけしは「清水監督のイメージに沿って自由にやってみればいいんじゃない。映画は基本的に監督のものだからさ。後は一人でも多くのお客さんに喜んで頂ければ。公開を楽しみにしているよ」と、清水監督に激励のエールを送っている。
一方、清水監督も「(本作では、)若者2人のリターンマッチに挑む姿を描きました。どの世界で生きる人にも共通するところは多いと思う。世知辛い今、拝金主義について行けず、戸惑っている人、自分を変えて無理をしている人、『大人』に成りきれず燻ってる輩たち、『お前、そんな奴じゃなかっただろ』って誰かが言っている。負けるかもしれないけど、リターンマッチしてみるかって少しでも思ってもらえたら、幸いです」と、本作に対する熱い意気込みを語った。
1996年公開の『キッズ・リターン』はふたりの青年が葛藤を繰り返しながら学生から大人の世界に踏み込み、さまざまな現実に直面する模様を描く青春映画。当時の若者に強烈な印象を与え、公開から17年が経った今も全く色あせることなく絶大な支持を集めている。2人の若者のその後の物語を描く本作。今秋の公開が今から待ち遠しい。【Movie Walker】