原田知世&貴和子の美熟女姉妹が競演!“愛情出演”とは!?

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原田知世&貴和子の美熟女姉妹が競演!“愛情出演”とは!?

『ニワトリはハダシだ』(04)の森崎東監督作『ペコロスの母に会いに行く』(11月16日公開)で、原田貴和子と原田知世が、20年ぶりに姉妹共演を果たした。認知症の母親とその息子の日常をユーモラスな視点で描いた本作で、美熟女姉妹が華を添えている。

原作は、長崎在住の漫画家・岡野雄一のエッセイ漫画で、SNSによる映画の応援ページが反響を呼び、地元で大ブレイクし、現在は18万部を超えるベストセラーとなった。主人公ゆういち役は、『謝罪の王様』(13)などの個性派俳優・岩松了が、認知症の母親みつえ役は、TVドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の赤木春恵が扮する。原田貴和子は、激動の昭和時代を生きる若き頃のみつえ役、原田知世はみつえの親友・ちえこ役を熱演した。貴和子と知世の姉妹共演は、『私をスキーに連れてって』(87)、『結婚』(93)、本作で3度目となった。原田知世のクレジットには友情出演ならぬ“愛情出演”とあるが、それは一体どういった意味なのか?

原田知世の“愛情出演”について、企画プロデューサーを務めた井之原尊は、こう説明する。「まず、岡野雄一さんの原作が親子の“愛”に非常に満ち溢れていること。そして、この作品の舞台が長崎であること。森崎監督はじめ、主演の岩松了さん、先に出演が決まっていた貴和子さんは、みなさん長崎のご出身です。知世さんも同じく長崎ご出身なので、この作品に、貴和子さんと姉妹で出演していただけたら良いなと思い、知世さんにもご依頼したところ、快諾をいただきました。表記については、お二人は姉妹ということもあり、よくある“友情”や“特別”出演というのは、今回はちょっと違うかなと思い、“愛情”出演とさせていただきました。ちなみに、知世さんには『愛情物語』(84)というステキな作品もがありましたね」。

本作の内容やコンセプトはもちろん、プロデューサーの言うとおり、原田知世の主演映画『愛情物語』も、親子愛が描かれた作品だけに、納得のクレジットである。本作『ペコロスの母に会いに行く』では、親子愛、友情など、様々な愛情を、85歳の森崎東が丁寧に活写した感動作となっているので、幅広い世代に見てほしい。【文/山崎伸子】

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