エマ・トンプソンが離婚の原因になった女性のおかげでオスカー女優に!?

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エマ・トンプソンが離婚の原因になった女性のおかげでオスカー女優に!?

『ハワーズ・エンド』(92)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したエマ・トンプソンが、元夫のケネス・ブラナーとの離婚の原因になったと言われる女性を許していると語った。

エマは1989年に俳優で『マイティ・ソー』(11)のメガホンを取ったケネスと結婚したが、 1995年に離婚している。当時は、ケネスが『フランケンシュタイン』(94)で共演したヘレナ・ボナム=カーターと不倫したことが原因と言われおり、その後ふたりは同棲していた時期もあったようだが5年後に破局。ヘレナは現在、ティム・バートン監督と同棲生活を送っている。また、ケネスは2003年にリンゼイ・ブラノックと、エマも同年にグレッグ・ワイズと結婚している。

「過去のことにエネルギーを費やしてはいられないわ。ヘレナとはとっくの昔に和解しているもの。ケネスが私たちことを好きになったのは、きっとファッションセンスがないところが似ているからよ。ヘレナはとても素晴らしい女性だわ」

「ベッドの上で泣きじゃくっていても、外では明るく振る舞わなくてはいけなかったし、つらい思いを胸の内に隠しておくことも学んだから、この経験が演技にもいい影響を及ぼしていると思うわ」とエマは英サンデイタイムズ紙に語っている。

確かにエマの女優としての実力は証明済みで、『ハワーズ・エンド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したあとは、立て続けに『日の名残り』(93)で同主演女優賞ノミネート、『父の祈りを』(93)で同助演女優賞にノミネートされているが、これはあくまでケネスとヘレナの不倫前のことだ。

その後は『いつか晴れた日に』(95)で同主演女優賞にノミネートされたほか、故シドニー・ポラックと共同執筆した同作で同脚色賞を受賞したが、それ以降は、ゴールデングローブ賞のノミネートはあったものの、アカデミー賞へのノミネートはご無沙汰となっていた。しかし、今年は主演作『ウォルト・ディズニーの約束』(全米12月13日公開)で久々にオスカーへのノミネートが期待されており、つらい経験が形となって表れる日も近そうだ。【NY在住/JUNKO】

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