岩佐真悠子「友達に『処女って何?』」
岩佐真悠子が主演を務める映画『受難』(12月7日公開)の女性限定試写会が、11月20日に都内で開催。岩佐真悠子、原作者の姫野カオルコ、吉田良子監督の3人が、女性の性事情のコラムに定評のあるライター島田佳奈の司会進行で、ディープな女性の性ネタについて女子トークを炸裂させた。
岩佐は本作で、天涯孤独で修道院生活育ちの汚れなき処女、フランチェス子役を演じた。「処女だった頃の気持ちって何だ?と思いまして。友達に『処女って何?』と、周りの人たちに聞いたら『わかんない』って。私の周りは奔放な女性が多いので」と苦笑い。姫野は、岩佐の度胸に感激したようで「“オマ○コ”と言える女優さんがいないために、ずっと映画の進行、実現が難しかったです。岩佐さんは本当に堂々とやってくれました。感謝してます」と称えた。
岩佐がフルヌードで全力疾走するというシーンにも度肝を抜かれる本作。岩佐は「フルヌードについては考えましたが、(走ることについては)あまり考えなかったかも。監督が丁寧に疑問を解消してくれたので、不安はなかったです」とケロリ。撮影が2月下旬から3月初旬で相当寒かったようで、吉田監督も「しかも濡れ髪、全裸で裸足。2テイクやりました」と申し訳なさそうに言うと、岩佐は「人生でそうそうあることではないので、良い経験になりました」と明るい笑顔を見せた。
ある日突然、陰部に人面瘡ができてしまったというヒロインを描く、奇想天外の物語『受難』。岩佐は、これまでにない自然体の表情で難役に挑み、新境地を開拓した。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の大友良英が手掛けた音楽にも注目。【取材・文/山崎伸子】
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