2014年はマッチョ俳優たちが大暴れ!?
日本では近年“草食系男子”がもてはやされていたが、ついにムキムキの体を武器にした“筋肉男子”がリベンジの予感だ。俳優の個性によって様々なアメリカンマッスルが楽しめる映画が2014年多数公開される。
まず注目したいのが肉体派のニューカマー、チャニング・テイタムだ。男性ストリッパー役で主演した『マジック・マイク』(12)でのセクシーダンスは、女性たちを悶絶させるほど強烈な印象を残し、日本でも知名度をグイグイ上げてきている。『G.I.ジョー』シリーズでも確認できるように、逆三角形の上体に甘いマスクを併せ持つというギャップがたまらない“セクシーアーミー系マッチョ”だ。来年全米公開される最新作『Foxcatcher(原題)』では、レスリングの金メダリストを演じているというから、ますます目が離せない。
お次は、体を張ったアクション俳優の代表格“元ギャング系マッチョ”のマーク・ウォールバーグ。大ヒットした『テッド』(12)ですっかりコメディ路線に落ち着いたかと思われた彼だが、その直後『ハード・ラッシュ』(12)、『ブロークンシティ』(12)、『2ガンズ』(13)とハードなアクション大作に立て続けに主演し、本来のやんちゃぶりを爆発させた。精鋭部隊ネイビー・シールズがたった4人で敵地アフガニスタンをサバイブする実話『ローン・サバイバー』(14年3月21日公開)でも、逆境に立ち向かうタフな肉体が確かめられるはず。
続いて、14年2月22日(土)に公開される『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』からアーロン・テイラー=ジョンソンをプッシュしたい。シリーズ前作での彼は、オタク高校生が通販のコスチュームを着ただけのヘタレヒーローだったが、今作ではなんとクッキリと割れた腹筋が確認できるのだ。クロエ・グレース・モレッツ扮する“ヒット・ガール”に振り回される頼りなさは相変わらずだが、今度こそ“脱オタク系マッチョ”なるか? 私生活では23歳年上の女性監督と結婚している1990年生まれのこれからが楽しみな若手俳優だ。
極めつけは“骨太ボーズ系マッチョ”こと『ワイルド・スピード』シリーズのヴィン・ディーゼルだ。たくましくビルドアップされた腕に、こんがりと焼かれた肌がマッチョイズムを刺激。最新作『リディック:ギャラクシー・バトル』(14年3月8日公開)でも宇宙“最凶”の賞金首を演じ、荒廃した惑星で迫力満点の逃亡劇を繰り広げる。肉体派アクション俳優の王道をひた走っているディーゼルだが、本人はイメージとは違った情け深い一面も覗かせており、『ワイルド・スピード』の相棒役ポール・ウォーカーの突然の死に心を痛め号泣したというエピソードも興味深い。
『大脱出』(14年1月10日公開)では、元祖アクションスターのスタローン&シュワルツェネッガーもまだまだ元気な姿を見せている。来年は再び“マッチョの時代”が帰ってきそうだ。【トライワークス】
レンタル開始:12月20日(金)
セル発売:14年1月24日(金)
価格:Blu-ray4700円(税抜)、DVD3800円(税抜)
発売・販売元:カルチュア・パブリッシャーズ
セル販売元:東宝株式会社
[c]2012 The Estate of Redmond Barry LLC. All Rights Reserved.