仲間由紀恵、堤幸彦監督から「国民的貧乳」と言われ苦笑い!
人気シリーズの完結編となる劇場版第4作『トリック劇場版 ラストステージ』(1月11日公開)のオールナイTRICKイベントが、1月9日にEXシアター六本木で開催。『トリック』の公式サイトで募集したテレビドラマの人気エピソードのベスト3と、劇場版最新作が一挙上映された。翌朝には、仲間由紀恵、阿部寛、堤監督が舞台挨拶に駆けつけ、生瀬勝久扮する矢部刑事の部下・秋葉原人役の池田鉄洋のMCによる裏話トークを繰り広げた。
仲間はオールナイトという長丁場を終えた観客に「本日は長い時間お疲れさまでした」とねぎらいの言葉をかけた。「14年間、みなさまが愛してくださったおかげで、こんなに長いシリーズを続けてこれることができました」と感慨深い表情を見せた。阿部も「『トリック』は自分の歴史でもあって、素晴らしい出会いでした」と挨拶。堤監督も「終わってしまうのは、本当に寂しい。なので、映画を見て、みなさんにも同じように寂しんでもらおうと。こういう終わり方にしたいというのがプロデューサーの方々やみなさんのなかにあり、こういう切ないエンディングになりました」としんみり語った。
仲間由紀恵扮する自称・超売れっ子天才美人マジシャン・山田奈緒子と、阿部寛演じる騙されやすい天才物理学者・上田次郎の凸凹コンビの活躍を描く「トリック」シリーズ。その後、奈緒子の貧乳と、上田の巨根という設定について話題が及んだ。堤監督から「“国民的貧乳”です」と振られた仲間は、恥ずかしそうに「やめてください!そんなこと初めて言われました」と大慌て。池田が「今、マスコミのみなさんのパソコンの手が速くなりました」と告げると、仲間は「いや、もっと書くことありますから!」と苦笑い。
貧乳の設定について仲間は「初めてお会いした時、『貧乳でいきます』と監督が」と堤監督に言うと、監督は「言ってないですよ。まず、阿部さんに『巨根』だと伝えたら、阿部さんが『仲間さんには言ったのですか?』と言われたので、『まだ、言ってないです』と(苦笑)」とのこと。阿部も「そうでした」とうなずく。堤監督は「まあ、最初に貧乳と決めたのではなく、笑いを(取るってことを)決めたのです」といきさつを説明した。
最後に仲間が「最後の『トリック』をどかんと盛り上げていきたいので、よろしくお願いします!」と会場にアピール。朝から裏話トークで、テンションの高い舞台挨拶となった。【取材・文/山崎伸子】