ドラッグ代は月100万円!フィリップ・シーモア・ホフマンの急死でドラッグディーラーの捜査が本格化

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ドラッグ代は月100万円!フィリップ・シーモア・ホフマンの急死でドラッグディーラーの捜査が本格化

2月2日に自宅マンションの浴室で、トランクスとTシャツ姿で左腕に注射針が刺さったまま急死し、薬物の過剰摂取が原因で死亡したと推定されているフィリップ・シーモア・ホフマンの部屋から、未使用のヘロイン65袋とからの袋が5袋、さらに使用済みの複数の注射器が見つかったことを受け、ニューヨーク警察がフィリップにドラッグを売っていたディーラーの本格捜査に踏み切ったことがわかった。米ABCニュースが伝えている。

部屋から見つかったヘロインはAce of SpadesやAce of Heartsと呼ばれるもので、ヘロインと鎮痛剤が混じったもの。ガン患者の痛みなどを軽減するためなどに使用されることもあるという。さらに、焦げたスプーンや鎮痛剤として使用されているOxycontinなどを含む 5種類の処方せん薬も発見されているが、CNNニュースによれば、「ヘロインによる死者は後を絶たないが、Ace of Spadesは08年からニューヨークでは手に入らないヘロインのため、東海岸では同ヘロインによる死者は出ていない」という。

関係者の話では、「フィリップは、先週1箱10袋入りのヘロインを5箱購入したばかりでした。ヘロインは比較的安いですが、注射針でヘロインを打っているだけでは足りずに、鼻から吸引するのも毎日の日課でした。Oxycontinも併用していたので、ドラッグ代だけで家賃と同じ月1万ドル(約102万円)は使っていた」そうで、65袋中50袋は購入したばかりということになる。

Radaronlineの情報によれば、「フィリップが近所の2か所のATMから現金を下ろしている様子が監視ビデオに映っており、そのお金で2人組の男からメッセンジャーバッグを受け取ったことが確認されている。警察は、全米中でAce of SpadesとAce of Heartsを扱っている店などの調査を始めている」だそうで、フィリップの死によって、ドラッグディーラーを取り巻く巨大組織への本格捜査も始まっているようだ。

フィリップの検死解剖は3日に行われているが、フィリップは2日にもパートナーとの間に授かった3人の子どもたちと会う約束をしていたことが明らかになっており、自殺の可能性はなさそうだ。【NY在住/JUNKO】

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