大ブレイクのツンデレ白猫、観客を健気にお見送り!
北村一輝が主演を務める映画『猫侍』(公開中)の山口義高監督、話題沸騰中の主人公猫・玉之丞(あなご)、本作のアニマルトレーナーZOO動物プロの北村まゆみが、3月8日にシネマート新宿で開催されたティーチインイベントに登壇。観客からの質問に答え、動物を扱う作品ならではの裏話で観客を沸かせた。また、終了後、白猫のあなごが観客を一人ひとり見送り、全員がメロメロ状態となった。
ティーチインでは、観客から「なぜ、玉之丞を白猫にしたのか?」という質問が。山口監督は「幸運を呼ぶ招き猫ってことで白猫にしました。なかなか自然界にはいない貴重な感じ、セレブな感じで。真っ白とオーダーしたので、ZOOさんにはご苦労があったと思います」と恐縮。北村は「白猫はナイーブな仔が多いんです。撮影は大変だから、不安もあったのですが、北村一輝さんとの相性が反映できたかなと。あなごは繊細な子ですが、安心して北村さんに身を任せていて、立ち回りまでできました」。
劇中でエサを食べない玉之丞について「“待て”などをかけましたか?CGは使っていますか?」という質問も。山口監督は「一切CGは使っておりません」とキッパリ発言。北村によると「あなごは、人前ではエサを食べないんです。撮影で“待て”は一切かけていません」と、あくまでも猫を第一に考えて撮影したことを明かした。
『猫侍』は、人斬りと恐れられた幕末の浪人(北村一輝)と、ツンデレの白猫が織りなす新感覚の癒し系動物時代劇。劇中のネコの可愛さに話題沸騰だ。山口監督は「犬にしても猫にしても、かわいがることで、ご自分のやさしさや愛情が出てくる。そこから人生が変わるのではないかと思っています」と、熱いメッセージでティーチインを締めくくった。【写真・文/山崎伸子】
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