田中聖が「やっとこの日を迎えられた」と大きな笑顔!『サンブンノイチ』豪華キャストが勢ぞろい

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田中聖が「やっとこの日を迎えられた」と大きな笑顔!『サンブンノイチ』豪華キャストが勢ぞろい

品川ヒロシ監督最新作『サンブンノイチ』の初日舞台挨拶が4月1日に角川シネマ新宿で開催され、品川監督をはじめ、藤原竜也、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、田中聖、中島美嘉、窪塚洋介、池畑慎之介☆、原作者の木下半太、主題歌を担当した→Pia-no-jaC←が集結。藤原が「聖も来ております」と田中を紹介すると、会場に駆けつけたファンからも大歓声。田中も「やっとこの日を迎えられた」と大きな笑顔を見せた。

本作は、人生の一発逆転をかけて銀行強盗に挑み、成功させた3人の男たちが、手に入れた大金の横取りを狙う人々を巻き込んで起こすシニカルなコメディだ。3月に行われた第六回沖縄国際映画祭では、「ゴールデンシーサー賞(金石獅子賞)」に輝いた本作。同映画祭のレッドカーペットでは、KAT-TUNを脱退した田中が半年ぶりに公の場所に現れたことでも話題になった。藤原が韓国の空港で迷子になり、レッドカーペットに参加できなかったというハプニングもあったが、品川監督は「色々なことがありながら、この日をみんなで迎えられて本当に幸せ」と満面の笑みを浮かべていた。

藤原は、「小杉さんと聖と僕は、ずっと一緒にいた。笑いの絶えない現場だった」と充実の撮影を述懐。田中も「『今日も現場に行けるんだ』という感覚だった。みなさん、キャラクターが濃いので、そのなかで埋もれないように頑張りました」と貴重な経験となった様子だ。アクションにも挑戦している田中だが、品川監督は「聖くんは、吹替えなしですべてやってくれた」と感心しきり。窪塚も「聖がめちゃくちゃ動けるので、ジェラっちゃった」と窪塚節で、田中を絶賛していた。

藤原、田中が小杉をいじり、終止、爆笑を誘っていたこの日。品川監督は「藤原くんと聖くんの2人がそろうと、一番タチが悪い。『小杉さん、静かにしてください』という藤原くんに、小杉さんが『なんでやねん』と突っ込むと、すかさず聖くんが『いや、マジっすから』って(笑)。タチの悪い、ヤンキーの二番手みたいだった」と暴露。続けて、「でも、小杉さんが最後の撮影の日に、聖くんは出番がないのに、カットがかかった瞬間に花束を持って現れたんです」と撮影裏話を披露。小杉への“いじり”も、仲の良い証拠だったようだが、田中は「いや、(現場にいた)壇蜜さんが見たかっただけです」とシャイな一面を見せていた。

藤原、小杉、田中とともに先日、飲みに行ったという品川監督。「小杉さんが、『膝で寝とき』って言ってくれて。膝枕してくれたんです。3人が、キャッキャ言っているのを聞きながら寝ていたら、『このまま死んでも幸せかな』と思った」とコメント。熱い絆を育んだ現場となったが、「その様子が、映画にも表れていると思う。みなさんの個性が、目一杯に暴れ回っている映画です」と胸を張っていた。【取材・文/成田おり枝】

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