ジャッキー・チェンの声優・石丸博也が『酔拳』と『マジンガーZ』にまつわる秘話を告白

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ジャッキー・チェンの声優・石丸博也が『酔拳』と『マジンガーZ』にまつわる秘話を告白

ジャッキー・チェン誕生60年記念作品『ポリス・ストーリー レジェンド』(6月6日公開)の日本語吹替版の収録に伴い、アフレコ記者会見が、4月27日に都内のスタジオで開催。主演のジャッキー・チェンの声優を務める石丸博也と、声優の勝杏里、堀川千華、CMでジャッキーと共演した一般人の石田和大が、会見に参加した。前作『ライジング・ドラゴン』(12)でアクション映画の引退表明をしていたジャッキー。石丸は「引退とか大きなことを言って。またやってるじゃない(笑)」と突っ込んだ。

『ドランクモンキー 酔拳』 (78)以来、長年ジャッキーの声を当ててきた石丸は「この年になってくると、最後までやれるかなと思って心配になる」と苦笑い。「でも、ジャッキーに負けないように頑張ろうかと」と意気込みを語った。一番思い入れの深いのは、やはり『酔拳』だそうだが「みんな好きなんだよね。どの役でも楽しい」と満足気にコメント。

さらに、『酔拳』のキャスティングをしてくれたのは、石丸の初主演アニメ作品『マジンガーZ』(72)のディレクターだったと、自身の秘話についても告白。「兜甲児(主人公)の時は、下手くそで怒られてばかり。1本やって『できないから降ろさせてくれ』と言ったの。でも、『初めての主役だから頑張ってよ』と言われて。その人がなぜか、ジャッキーの役を付けてくれた。あれだけ怒鳴られた俺をね」。

登壇した若手3人もジャッキーの大ファンということで、石丸のエピソードに大興奮。本作のアフレコにも気合十分で、勝は「DJ役で盛り上がるよう、精一杯やらせていただきました」と目を輝かせる。堀川は「作品のキーとなる役です」とのこと。石田は「地声ではなくキャラを作る。かなり難しかったけど、楽しみにしていただけたらと」と笑顔を見せた。最後に石丸は「両方見て『吹替版が良かったと言ってね」と、おちゃめに会見を締めくくった。【取材・文/山崎伸子】

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