世界初の新サービスが劇場に導入!TOHOシネマズでiBeaconが運用開始
全世界2300億円以上の興行成績を上げている「X-MEN」シリーズの最新作でオールスターキャストが集結した期待のアクション超大作『X-MEN:フューチャー&パスト』が5月30日(金)より全国公開される。そんな本作のプロモーションの一環として、Apple社開発の近距離無線通信システムを利用した最新テクノロジー“iBeacon(アイビーコン)”を使ったサービスを、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ 日本橋の2館で、世界に先駆けて5月14日(水)より運用することが決定した。
iBeaconとは、AppleがiOS7の標準機能としてリリースした技術で、専用端末(ビーコン)からBluetoothで直接スマートフォンに通信し、情報を届けることができるもの。現在、各所で話題となっている新技術だ。具体的には、iPhone(4S以上のみ)で最新版の「TOHOシネマズマガジンアプリ」をダウンロードして、Bluetoothをオンにするだけ。これで「X-MEN」のビジュアルに近づくだけで、特別映像が見られたり、特設コーナーに近づくとキャンペーンに参加できるなど、劇場内のさまざまなエリアでお得情報をゲットしたりサービスを体験することができる。
これまで映画業界では、本編前の予告編やスタンディ、バナーといった大型宣材物、ロビーモニターなどを駆使して、劇場に来場した観客に最新作の魅力を訴えることに苦心してきた。約6000万人とも言われる日本でのスマートフォン利用者の拡大でオンラインでの映画宣伝の可能性も広がっており、iBeacon導入を機に、映画館でのプロモーション方法が大きく変わっていくかもしれない。今回はまだ六本木ヒルズと日本橋での先行体験だが、配給の20世紀フォックス映画では、iBeaconシステムを導入したTOHOシネマズマガジンアプリを使って今夏には全国展開を予定しているそうなので、今後の動向も含めて注目したい。【Movie Walker】