ニコール・キッドマン、「映画の失敗は俳優のせいではない」
ニコール・キッドマンは、映画のよし悪しは俳優にはコントロールできないことだと思っているそうで、作品の成功の鍵を握っているのは俳優だという説には異論があるという。
「人々は『ああ、それは俳優の責任だ』と言いがちだけど、俳優は映画の編集に関わるわけではない。私が製作したわけでもないし、監督したわけでも、作品全体をコントロールする立場にいたわけでもない。俳優は単に演技をして去るだけで、『映画のプロモーションをするから手伝ってくれないか』とまた呼ばれるだけよ」と英紙テレグラフ日曜版の付録雑誌SEVENに語っている。
また、ボトックスの打ちすぎ疑惑でマスコミに叩かれているニコールは、娘たちを女優にはしたくないそうで、媒体に悪口を書かれたり個人的に批判されたりする仕事はすべての人に向いているわけではないという。「親として、子どもに一番なって欲しくない職業は俳優。それはとてもタフな仕事だから。俳優は常に誰かが自分を選んでくれて、『君ならできる』と言ってくれるのを待っている。それは誰にでも耐えられる仕事じゃない。批判や攻撃のほとんどは個人的なものだし、拒否される時も個人的に拒否される。子どもたちが俳優になりたいと言えばサポートするけど、その前に彼女たちを守りたい」と話している。【UK在住/ブレイディみかこ】
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