アンジェリーナ・ジョリー、プロモーションで中国人ファンの怒りを買う
アンジェリーナ・ジョリーが『マレフィセント』のプロモーションで中国を訪れ、アン・リー監督について発言したことで一部の中国人を激怒させているという。
アンジーは中国で行われた記者会見の席上で「一番好きな中国人の映画監督は誰ですか?」と質問されてアン・リーの名前を挙げ、「アン・リーが中国人だと見なされているかどうかはわかりません。彼は台湾人ですから。でも、彼は多くの中国人アーティストや俳優を起用して中国語の映画を撮っています。彼の映画や、それに出ている俳優たちが私にとっては最もなじみ深く、とても大好きです」と話した。
しかし、インディペンデント紙によれば、アンジーが中国と台湾とは別々の国であるような話し方をしたとして激怒している中国人がいるらしい。アン・リー監督は台湾南部で生まれたが、のちに米国の市民権を獲得している。
「裏切り行為」「気がくるった台湾独立の支持者」「中国と台湾が別の国であることをほのめかしたことで、素晴らしい女性が単なる笑われ者になってしまった」とツイッターでアンジーを激しく非難し、彼女の映画のボイコットを呼びかけている中国人もいるようだ。
一方、ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、台湾ではアンジーの発言は好意的に受け取られているそうで、「勇気ある素晴らしい女性」「アン・リーは台湾人だと発言したことで、彼女は国連大使に相応しい人物であることを証明した」など称賛のツイートが寄せられているという。【UK在住/ブレイディみかこ】
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