坂上忍、ジョニー・デップ主演映画の日本語吹替に挑戦!「俺じゃなくても良かった」と恨み節|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
坂上忍、ジョニー・デップ主演映画の日本語吹替に挑戦!「俺じゃなくても良かった」と恨み節

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坂上忍、ジョニー・デップ主演映画の日本語吹替に挑戦!「俺じゃなくても良かった」と恨み節

ジョニー・デップ主演のSF映画『トランセンデンス』(6月28日公開)の日本語吹替版の完成披露試写会が6月17日にEX THEATER ROPPONGIで開催され、俳優・タレントの坂上忍とバービー、通訳の戸田奈津子が登壇。本作で吹替にチャレンジした坂上が、「バラエティ以外の仕事は、今年初めてかも」とニヤリ顔を見せた。

本作は、クリストファー・ノーランが製作総指揮を務め、“コンピュータが人類の知性を超える現象=トランセンデンス”を描く物語。坂上が吹替を担当するのは、天才科学者ウィル(ジョニー・デップ)が開発した、人工知能システムを持ったスーパーコンピュータのPINN役だ。「抜群の観察眼と驚異の分析力を持つコンピュータ役には、独自の人生観を持つ坂上がぴったり」との理由から今回の抜擢となったというが、出来上がったPINNの声は、コンピュータらしく加工されたもの。坂上は「これ、俺じゃなくても良かったんじゃないか」とぼやきながらも、「一生懸命やりました」と真面目な一面をのぞかせていた。

この日は、音声合成システムを使って、ジョニー・デップの会話を作成。登壇者が、コンピュータ上のジョニーと対談をする一幕も。記者から、「ジョニーと同じステージである、ハリウッドを目指す気持ちはない?」と聞かれると、坂上は「目指したいと思ったことはないですね」とキッパリ。「ワンちゃんが7匹いるから、ハリウッドに行っている場合じゃない。ワンちゃんを飛行機になんか乗せられない!まあ、呼ばれないし」と愛犬の存在が、仕事選びにも大きく影響している様子だ。

映画にも感銘を受けた様子の一同だったが、坂上は「キャストも素晴らしいし、監督の作る構成や映像も緻密。人間の怖さ、愚かさ、儚さ、そして愛しさについても考えさせられた」と大絶賛。「最近、外国人にモテる。新幹線でトルコ人にナンパされて、そのままケバブを食べに行った」というバービーは、「とにかく、ジョニー・デップがめちゃめちゃかっこいい!」と素直な感想を語り、会場の笑いを誘っていた。【取材・文/成田おり枝】

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