ジョニー・デップも驚愕!科学者が確信する“2045年問題”をひも解くヒントがここに!
コンピュータが人類の知能を上回るというトランセンデンス(=超越)現象を描いたSF大作『トランセンデンス』(6月27日先行上映、6月28日公開)。一見、私たちの身には起こり得ないような話と思いきや、遅くとも40年後にはトランセンデンスが現実になるという科学者もおり、“2045年問題”として注目を集めている。本作で描かれる未来世界が現実となる確率は、どれほどのものなのか。リサーチを重ねて撮影に臨んだというキャストたちが、このトランセンデンス現象の可能性についてコメントしている。
主人公・ウィルを演じたジョニー・デップは「この物語は突飛な話ではなく、かなり今に近い」と確信している様子。「僕たちが話したMIT(マサチューセッツ工科大学)の学者たち全員が、そういう技術は遠い話ではないと認めている。それは驚くべきことだし、この映画で多くの問題提起がなされるだろう」と、戸惑いながらも現実的に受け止めているようだ。また、科学者を演じたポール・ベタニーも「多くの専門家と話したが、そういうことが起こらないと思っている人は、誰一人いなかった。だから間違いなく起きると思う」と断言。さらに、ウィルの妻を演じたレベッカ・ホールに至っては「科学者にトランセンデンスの可能性について尋ねたら笑われてしまったわ。なぜなら科学者にとって、この問題は“可能か?”ではなく“いつ起きるのか?”ということだからよ」と、リサーチ段階でショックを受けたと語っている。
果たして、本作で描かれているような未来世界が本当にやってくるのだろうか?もしトランセンデンスが現実になった場合、人類は人工知能とうまく共存していくことができるのだろうか?近い将来に起こり得る問題として本作を鑑賞すると、なにかヒントが見えてくるかもしれない。【Movie Walker】