「神社で全裸は気持ちイイ」山田孝之『鴨川ホルモー』でヘン顔も披露!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「神社で全裸は気持ちイイ」山田孝之『鴨川ホルモー』でヘン顔も披露!

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「神社で全裸は気持ちイイ」山田孝之『鴨川ホルモー』でヘン顔も披露!

「京大青竜会」という怪しげなサークルに入部した大学生たちが、千年に渡り受け継がれてきた謎の神事“ホルモー”に翻弄される姿を描いた異色コメディ『鴨川ホルモー』が4月18日(土)より公開される。

そこで、本作の主人公・安倍明役でコミカルな魅力を爆発させた山田孝之と、大木凡人似のオタク系女子、楠木ふみ役で新境地に挑んだ栗山千明を直撃! 本木克英監督同席のもと“お祭りコメディ”の裏側を語ってもらった。

山田孝之演じる安倍明は“さだまさし”を心の友とする非モテ男子。サークルのコンパで一目惚れした早良(芦名星)目当てに「京大青竜会」に入部する。

「もう、(一目惚れすることは)ないなぁ」と話す山田は「(安倍のキャラクターを)早良さんがいたらアゲアゲで、ダメになるとドーンっと落ち込んだりするような浮き沈みの激しい人にしよう」と思ったのだそう。

一方、安倍の事を「アベ!」と呼び捨てにし、扇風機の修理も手早く済ませてしまう理学部生の楠木を演じた栗山千明は、持ち前のクールビューティを封印。「イケてなさを前面に出して、歩き方から自転車の乗り方まで気を配った」のだとか。

ふたりのキャラもさることながら、奇想天外な物語が展開する本作。体長30センチの式神(=オニ)を操り、街中で“ホルモー”と呼ばれる競技が、京都の4大学(京都、立命館、龍谷、京都産業)によって繰り広げられる。参加するには、オニに指令を出すための奇妙奇天烈なオニ語の習得が必要。そして新入部員は「吉田代替わりの儀」を経て、初めてホルモープレイヤーとして認められる。

「歴史ある吉田神社で、ケツを出して『レナウン娘』を歌い踊ったんですけど、恥ずかしいどころか気持ちイイんです。気分はまさにパンク! ホントみなさんにもオススメしたいぐらい!」と熱く語った山田。よほど楽しかったようで、この話題になるとやけに嬉しそうな顔をしていた。

さて、本作のもうひとつの主役はなんといっても京都の街並み。栗山が「撮影で十分京都の街を堪能できたので、観光いらずでした」と明かすほど、いろんな名所&隠れ名所が登場する。本木克英監督も「日常の京都の風景を撮りたかった」と振り返る。

そんな本木監督が本作で力を注いだのがVFX。中でもクライマックスを飾るホルモーでの対決シーンでは、手持ち撮影した映像に“オニ”を挿入する難題にも挑戦した。

「安倍を庇った高村(濱田岳)が“オニ”を引き連れ路地裏に逃げるシーンがあるのですが、1カットに半年かかりました。VFXの部分には100人近くのスタッフが関わっているけど、そうは見えない。そこが本作の面白いところ」と話す監督の顔にはやり遂げた充実感がみなぎっていた。

最後に山田が「可愛いオニたちが思いっきりバシバシやっている所が良くて『おぉ、いいぞ!』と思いつつ、『ちょっとやり過ぎじゃない?』みたいな、さじ加減が絶妙で、なんとも言えないんですよね。1匹1匹全部違う動きしてるので、その辺も楽しんでほしいです」とアピール。

筋肉痛になるほど奇天烈なオニ語を真剣に練習したというキャストたちの本気度に加え、一切手抜きなしのVFXで描ききった本作。不思議な“お祭りコメディ”をとにもかくにも楽しんで!【MovieWalker/大西愛】

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