ロビン・ウィリアムズの名作をピックアップ
現地時間の8月11日の午前11時45分ごろ、ロサンゼルスの自宅で遺体で発見されたロビン・ウィリアムズの死因は、ベルトで首を吊ったことによる窒息死であることが地元の検察官の発表で明らかになった。長年にわたって薬物及びアルコール依存症、そして重度のうつに悩まされていた遺体の左手首にはナイフによる切り傷も残っており、ハリウッドは大きな悲しみに包まれている。そんななか、各メディアはこぞって生前の故人の人柄や名作について言及しているが、ピープル誌、タイム誌などが紹介している必見の映画を紹介したい。
コメディアンでありながら繊細で、シリアスな役どころでも人々のハートを射止めたロビンの名作と言えば、枚挙にいとまがないが、ガープを演じた『ガープの世界』(82)、ドラマ部門でゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した『グッドモーニング, ベトナム』(87)、英語教師を演じた『いまを生きる』(89)、コメディ・ミュージカル部門でゴールデングローブ賞を主演男優賞受賞した『フィッシャー・キング』(91)、魔法のランプに宿る青いジン、ジーニーの声優を務めた『アラジン』(92)、子どもに会うために女装してミセス・ダウトに扮し、コメディ・ミュージカル部門でゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した『ミセス・ダウト』(93)、ベン・アフレックとマット・デイモンが共同執筆を手掛け、ベンとマットが脚本賞及びロビンがアカデミー賞助演男優賞を受賞した『グッド・ウィル・ハンティン 旅立ち』(97)、『インソムニア』(02)などが代表作として挙げられている。
ロビンは今後も、今年のトライベッカ映画祭でお披露目された『Boulevard(原題)』、『Merry Friggin' Christmas(原題)』、人気シリーズ第3弾『ナイト ミュージアム エジプト王の秘密』(12月19日全米公開)、そして『Absolutely Anything(原題)』(15年公開予定)が控えており、早すぎる死が悼まれている。【NY在住/JUNKO】