他界した大女優ローレン・バコールの名言と毒舌発言を振り返る

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他界した大女優ローレン・バコールの名言と毒舌発言を振り返る

8月12日、ローレン・バコールが89歳で他界した。

ハリウッドの黄金時代にスター女優として君臨した彼女は、プリンセスのようにおとなしく座っていたほかの女優たちとは違い、持前の洞察力で歯に衣着せぬ辛口の発言をする女優としても知られたいた。そんな彼女が遺した珠玉の名言と、ユーモアに溢れた辛辣コメントの数々を英紙デイリー・メイルが振り返っている。

「スターになることはキャリアじゃない。偶然です」

「鏡で自分を見ても人生を学ぶことできません」

「伝説とはすべて過去に関することで、現在とは関係ない」

「想像は、人間が最も高く飛ばすことができる凧です」

上記のような、いまでも世界中で引用されている言葉を残した彼女は、「少しでも知力を備える人だったら、幸福にはなれないと思います。幸福を感じることなんて、そんなに世の中にありますか?物を考える人間だったら、とても世界と自分を切り離すなんてできないでしょう」と言ったこともあり、様々の事柄について辛辣に批判した。

特にセレブリティに関しては厳しいコメントが多く、婚約したことのあるフランク・シナトラについては、「彼は黙ってただ歌ってくれたらいいのに」と言い、ある記者がニコール・キッドマンを「伝説の女優」と表現した時には、「彼女は伝説じゃないわ。初心者よ」と斬り捨てた。また、トム・クルーズに関する毒舌発言が多かったことでも知られ、「トム・クルーズは躁状態の変人よ。どうしてあんな風に人生を生きるのかしら」と言ったこともあった。

彼女自身はセレブリティと呼ばれることを嫌い、「私はセレブリティに対してなんのリスペクトも持っていません。セレブリティと呼ばれるのも嫌です。だからやめてください。私はセレブリティではなく、女優です」と語っていた。【UK在住/ブレイディみかこ】

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