市川海老蔵との獣のようなキスシーンにも動じない“レジェンド”な若手女優がいた!
主演の市川海老蔵が自ら企画に参加し、鬼才・三池崇史が監督を務めた話題のサスペンスホラー『喰女 クイメ』が、いよいよ8月23日(土)に公開される。男女の激しい情念と恐怖が渦巻く狂気の世界が描かれる本作。なかでも市川演じる主人公の浮気相手、莉緒役に抜擢された若手女優の中西美帆が見せる強烈な演技が、一部で話題となっている。
四谷怪談を題材とした劇中の舞台「真四谷怪談」にキャスティングされた役者たちが、次第に舞台と現実の境を超えて愛憎劇を展開。中西演じる新人女優の莉緒は、落ち目の俳優で女癖の悪い浩介(市川)と情事を重ねていく。中西自身は人生初のラブシーンにも関わらず、監督のリクエスト通り “獣のようなキス”を披露。さらにベッドシーンでは「途中から、攻められてビックリした」と市川もたじろぐほど、まったく物怖じしない演技を見せた。中西は「恥ずかしかったけど、思いっきりやりました」とコメントし、大胆さの中にも初々しさを覗かせている。
ドラマ「神様の女房」で本格的に女優デビューした中西は、『東京物語』(53)の原節子に感銘を受け、演技の道を志したという、いまどき珍しい感性を持つ女優。演技の勉強で訪れた『神様のカルテ』(11)の撮影現場では監督の深川栄洋に見初められ、急遽役を与えられたという逸話や、下積み時代に野球場でビールの売り子として1日に500杯以上も売り上げたというエピソードなど、彼女の“レジェンド”な存在感は折り紙つきだ。
キス&ベッドシーンで市川をひるませた25歳の中西美帆。『喰女 クイメ』での彼女の熱演をチェックしつつ、“大物”若手女優の今後の活躍に注目してほしい。【トライワークス】
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