剣心と志々雄、宗次郎の戦いの行方は?『るろ剣』後編のための前編ポイント解説!
その完成度の高さから、邦画界の歴史を変える1本と各方面から絶賛されている『るろうに剣心 京都大火編』(公開中)。9月13日(土)には、シリーズ最終章の『るろうに剣心 伝説の最後編』が早くも公開となるが、その前に押さえておかなければならない【前編の見どころ】をおさらいしておきたい!
■【志々雄を巡る剣心と明治政府の関係】剣心は、幕末期、反幕府軍の暗殺者として名を馳せたこともあり、新時代を築いてきた 明治政府とも縁が深い。前編では、政府の内務卿・大久保利通(宮沢和文)から志々雄真実討伐を依頼されるなど、協力関係を結んでいるように見える。ところが、この大久保が死に、後編で伊藤博文(小澤征悦)がそのあとを引き継いだことから、状況が少し変わっていく。後編で最も重要とされる“志々雄との戦い”にリンクしていく、剣心と伊藤博文が率いる明治政府との関係はしっかり押さえておきたい。
■【瀬田宗次郎との因縁】志々雄の側近であり、“天剣の宗次郎”と呼ばれるほど、剣術の才に長けている瀬田宗次郎(神木隆之介)。剣心とほぼ互角の速さで刀を操るなど、剣心にとっては志々雄の次に強敵とされる人物だ。前編で志々雄のアジトに向かい、宗次郎と刀を交える剣心。しかし、そこで剣心の刀は真っ二つに割られてしまう。この出来事は後編の重要なシーンに繋がっていくので、絶対見逃さないように!
■【志々雄真実の強さ】剣心の後継者として暗躍していた志々雄とあって、その剣術&知力は剣心と並ぶ。かつて新政府に用無しとされ火だるまにされたせいか、志々雄の強さには“火”が必ずつきまとう。前編で彼が初めて姿を見せる時も、周囲には轟轟と燃え盛る炎が。このシーンが彼の強さを物語っていると言っても過言ではないので、きっちり目に焼き付けておこう。さらに、彼の体は過去に負ったやけどによって「発汗組織が全滅している」ということも覚えておくと良いだろう。
■【師匠との再会】前編のクライマックスで、志々雄一派に捕らわれ、巨大戦艦から海に放り出された薫(武井咲)を追った剣心。どこかの岸に打ち上げられた彼を見つけたのは、師匠の比古清十郎(福山雅治)である。今の自分では志々雄に勝てないと苦しむ剣心にとって、この再会は大きなターニングポイントに。後編で繰り広げられる激闘はもちろん、剣心のメンタル面にも大きな影響を及ぼしていく。
もちろん、このほかにも見どころは数多くあるが、これら要素を頭に叩き込んでおけば、必ず『るろうに剣心 伝説の最後編』は楽しめる。いよいよ決着を迎える剣心の闘い。これまで見たことのない壮絶なラストをスクリーンで見届けてほしい。【トライワークス】