『アナ雪』のエルサのポーズが下品すぎ？保護者が公式Tシャツ回収を要求

大ヒットした『アナと雪の女王』(13)のキャラクター、エルサの絵をプリントした女児向けTシャツが「下品すぎる」として英国の保護者たちから抗議の声が上がっている。

問題のTシャツはディズニーと公式ライセンス契約を結んでいるH＆Mが発売したもので、ブルーのドレスを着たエルサが、手のひらを上に向けて雪と氷を作り出そうとする“エルサ・ポーズ”をとっている姿が胸元にプリントされている。

しかし、そのエルサの指の上げ方がまるで人差し指と中指を突き立てているようにも見え、英国ではこの逆Vサインのポーズは中指を立てることと同様に失礼なジェスチャーだと見なされることから、激怒した保護者たちがH＆Mに商品の回収を求めているという。

英紙デイリー・メイルによれば、ネットでも多くの保護者たちが懸念と怒りのメッセージを投稿しており、「娘のために『アナ雪』のTシャツを長い間待っていたのに、娘がTシャツを着た姿を見て愕然とした。どの角度から見てもエルサが逆Vサインをしているようにしか見えない」「最初は気にしなかったけど、娘が友人たちとTシャツのエルサのポーズを真似しているのを見てびっくりした。子どもがあんなポーズをとっているとトラブルを招きかねない」「H＆Mに抗議状を送ったが、まだ返事がきていない」「エルサは本当に悪い子になった。ファンに対して2本指を突き上げるなんて」といったツイートが寄せられているそうだ。

だが、H＆Mは商品回収は行わないそうで、「お客様の気分を害してしまったことは残念です。しかし、あのキャラクターの手の形は、明らかに輝く雪片を作ろうとしているものです」という声明を英紙エクスプレスに発表している。【UK在住/ブレイディみかこ】