渋谷すばるの熱唱に二階堂ふみが「鳥肌が立った」

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渋谷すばるの熱唱に二階堂ふみが「鳥肌が立った」

関ジャニ∞の渋谷すばるの単独初主演映画『味園ユニバース』(2月14日公開)の完成披露試写会が、1月15日にめぐろパーシモンホールで開催。主演の渋谷、共演の二階堂ふみ、山下敦弘監督が舞台挨拶に登壇。渋谷は二階堂について「良い感じでした。ほとんど会話はしなかったけど、そこの距離感が良かった」と言うと、二階堂も「一定の時間内でぐっと近づけて、映画の現場だなと感じ、心地良かったです」と笑顔を見せた。

渋谷は山下監督について「不安はあったけど、1つ1つ話しながら一緒に作ってくださった。そこが楽しかったです」と信頼関係を口にした。山下監督は「芝居は想像以上に良かった。素晴らしかったです」と彼を絶賛。歌のシーンについて渋谷は「やってやるぞと思って、一生懸命やりました」とキッパリ。二階堂は、彼が歌うシーンについて「鳥肌が立ったのを覚えています」と語った。

本作は、第44年ロッテルダム国際映画祭スペクトラム部門に正式出品され、渋谷と山下監督も参加することが決定した。山下監督は「音楽映画なので、茂雄(渋谷すばる)の声は届くだろうと思っています」とコメント。渋谷は「日本語も上手くしゃべれないので、頑張って英語を勉強しようかと。あとはわかりやすく伝えるために、がっつりライブをしてこようと。思い切り暴れてきます」と気合十分だった。

『味園ユニバース』は、『リンダ リンダ リンダ』(05)や『もらとりあむタマ子』(13)など、オリジナリティあふれる青春映画を手がけてきた、山下敦弘監督作。大阪を舞台に、歌うこと以外すべての記憶を失った男・茂雄(渋谷すばる)と、彼を取り巻く人々の日常が描かれる。二階堂ふみは、茂雄をポチ男と名付け、彼と交流していくヒロイン、カスミ役に扮する。【取材・文/山崎伸子】

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