永作博美と佐々木希が監督からの手紙に涙!
永作博美主演の映画『さいはてにて やさしい香りと待ちながら』の初日舞台挨拶が2月28日に丸の内TOEI1で開催。永作、佐々木希、子役の桜田ひよりと保田盛凱清、臼田あさ美が舞台挨拶に登壇し、永作は「決して前に出ない感じのこの作品を、私はとても気に入っています」と手応えを語った。
本作は能登を舞台に、心に傷を抱えた2人の女性の出会いと再生を描く、心温まる人間ドラマ。永作は「スタッフは少人数だったけど、精一杯やった素朴な頑張りも映っている気がします」とアピール。
佐々木は「最初は初めてのシングルマザー役で戸惑ってましたが、みなさんに助けていただきました。能登半島の素晴らしい景色のなかに、うまく溶け込めるように頑張りました」と笑顔を見せた。
監督は、ホウ・シャオシェン監督の弟子であるチアン・ショウチョン監督。この日、監督からのサプライズとして永作たちに向けた手紙が届いた。その内容は「あなたたちが作り上げたキャラクターたちに恋をしました。映画は、私たちが出会った美しい証ですし、何よりも大切な作品になりました」と、永作や佐々木たちへの感謝の言葉がちりばめられていて、2人は思わず涙。
永作は「(撮影の)1か月半の間にすごく大変なことがあり、それをどう諦めず、どうやるかということを、監督はしっかりと果たして帰ってくれた。監督には本当に感謝しています」とあふれる思いを吐露。
佐々木も「本当に正面から向き合ってくれて、たくさんのことを教えてくれた監督でした」とお礼を述べた。本作は、全世界でも17の国と地域に公開される。【取材・文/山崎伸子】
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