D・ジョンソン出演のコメディ番組がIS風刺で物議
ダコタ・ジョンソンがゲスト出演した回の米NBCのバラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」が、ISに関する風刺スケッチを放送して大きな問題になっている。
GossipCop.comによれば、2月28日放送の同番組の中でダコタとレギュラー出演者たちが、米軍リクルートCMのパロディコントを演じた。その内容はISに入る娘(ダコタ・ジョンソン)を父親が見送っているというもので、ダコタ演じる娘が大勢の兵士たちが乗った白いトラックに乗り込み、父親が「娘をよろしく」と言うと、兵士の一人が「アメリカに死を」と言う。そして、米軍CMを模したスローガン「ISIS。ここからは我々に任せてください、お父さん」が流れる。
米国では、ISに拘束されていたアリゾナ州出身の女性の死亡が2週間前に確認されたばかりで、このような時にこうした内容のコントを放送するのは不謹慎と批判する意見が多く、「もう何十年もこの番組を見ているけど、これまでで最も面白くない」「ISに関するジョークは笑えない。愛する人を失った人たちがいる時にどれだけ笑えると思う?リスペクトが感じられない」「ISはユーモアのネタに使えるのだろうか?」などのツイートが寄せられているとGossipCopは伝えている。
その一方では、「これを否定する気にはなれない」「風刺がわからない人々もいるというニュースだな」という意見もあるようで、米国内で物議を醸しているようだ。【UK在住/ブレイディみかこ】
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