キャサリン妃のストーカーは220人?
出産を来月に控えたキャサリン妃を危険な状況に陥れかねない人物として、英国の警察当局が監視しているストーカーの数が220人におよぶと英紙ミラーが報じている。
最もリスクが高いと思われる人間を、警察官や精神科の看護師が訪問しているという。ロンドン警視庁の元王室警備部長だったダイ・デイヴィスによれば、王室のメンバーが出産したり、挙式する時期にはストーカー犯罪の危険性が高くなるとのことだ。
「そうした時期には事件が起こる危険性が非常に高くなります。歴史を振り返ってみても、王室のメンバーが危険な目に遭ったのは、IRAのテロを除けば、ストーカーによるものです」
「予防が最も重要になります。なぜなら、過去にストーカーが攻撃を起こした事件の70パーセントが、犯行を予告するような出来事の後に起きているからです」と話している。
英国の警察に最も危険なストーカーとして知られている人物の40パーセントが王室に対する強い執着を示しているという。こうした人物から王室が受け取っている手紙は年間約1万通だそうで、そのほとんどが無害な内容だが、中には脅迫状もあるという。
「多くの人々が自分は女王だと信じ込んだり、自分はウィリアム王子の恋人なのだと思っています」と手紙を調査した司法精神医学者は証言している。【UK在住/ブレイディみかこ】
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