イケメン俳優・永瀬匡がまさかのズタボロ顔に!
人気作家ゲッツ板谷による「ワルボロ」の続編で、自伝的小説の「メタボロ」「ズタボロ」が映画『ズタボロ』として5月9日(土)より公開される。今回、主演の永瀬匡がタイトル通りズタズタ、ボロボロ顔のポスターが到着した。
昨今のこれまでとは違う形の暴力や様々な事件が起きている時代背景のなかで、人の“痛み”がしっかり伝わるもの、この映画の持つ本質をしっかり伝えるものをポスターでも表現しようというコンセプトのもと、試行錯誤が繰り返され、このポスタービジュアルが完成した。
本作では、「ワルボロ」の登場人物コーイチ、ヤッコ、キャームに加えて、高校に進学したコーイチの新しい仲間、植木と鬼が登場。立川を舞台に、暴走族、不良集団、ヤクザなどの抗争に巻き込まれていくコーイチと仲間たちの壮絶な生き様が描かれる。
原作者のゲッツ板谷は、「僕が映画化の際にお願いしたことは、“本物の痛み”が伝わる映画にしてほしいということでした。昨今の痛ましい事件を知った時、現代の若者は次第に痛みを忘れてきているような気がしました」
「ボロボロになってる主演の永瀬くんのポスターを見た時、痛みと切なさと優しさといった様々なことがダイレクトに伝わってきて、『あー今だからこそこれだ!』と確信しました。大切なものを傷つけられたり、誰かを守るために戦わなければならない時は人間であれば必ずあるはずです」とコメントしている。
ゲッツ板谷が言う“痛み”をキャスト・スタッフが極限まで追求したという本作。主演の永瀬は体脂肪率3%まで肉体を追い込み、体当たりでアクションシーンに挑戦。炎天下のなか、数十人の暴走族との格闘シーンや不良グループと対峙して、1対1の闘いになだれ込むリアルなアクションを披露している。
現場にいたスタッフからも「本当に殴り合いをしているかのようで、心底驚いた」と声があがるほどの迫真の演技中、勢いあまって永瀬の顔に本当にパンチが入ってしまうハプニングが起こった。左目がみるみるうちに腫れ上がり、現場は凍り付いたが、それでも永瀬は演技を続けようとしたという。
そんな体当たり演技で、肉体が感じる様々な痛みを表現したという本作。こんな時代だからこそ本物の“痛み”を感じてほしい。【Movie Walker】