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入野自由が魅せる!杏を惑わす“陰間”の声にうっとり

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入野自由が魅せる!杏を惑わす“陰間”の声にうっとり

椎名林檎が『さくらん』(07)以来8年ぶりに、映画主題歌を提供することが判明した長編アニメ『百日紅~Miss HOKUSAI~』(5月9日公開)。

浮世絵師・葛飾北斎の娘を演じた杏をはじめ、松重豊、濱田岳、高良健吾ら、ボイスキャストには実力派俳優たちがズラリと揃っている。

さらに、メガホンをとる原恵一監督とは映画『クレヨンしんちゃん』シリーズで顔を合わせている矢島晶子(野原しんのすけ役)、藤原啓治(野原ひろし役)ら、人気声優も参加している本作。

中でも注目は、春画を巧く描けない生娘のお栄(杏)が、色気を体得するために関係を持とうとする“陰間(かげま)”の声を担当している入野自由だ。

“自由”と書いて“みゆ”と読む入野自由は、子役として4歳でデビュー。中学生のころ、宮崎駿監督作『千と千尋の神隠し』(01)でおかっぱ頭の少年・ハクにの声を演じて一躍知名度を上げた。

そんな入野が『百日紅~Miss HOKUSAI~』で演じているのは、男性を相手にする男=陰間の吉弥。劇中では、彼の手がお栄の着物に伸び、慣れないことに思わずオタオタしている彼女に、吉弥は「やるの?やらないの?」と尋ねる場面も。

お栄のドギマギがこちらにも伝わってきそうな、初々しさと艶かしさが入り交じった、短くも印象的なシーンになっている。

陰間という存在を今回初めて知り、いろいろとリサーチして作品に臨んだという入野。声変わりしたばかりの中学生だったという『千と千尋の神隠し』のころから十数年、男性のみならず女性をも惑わすキケンな美声に成り切っている。

大人になった入野の熱演、アニメ声優初挑戦の杏との艶っぽい掛け合いに耳を傾けてほしい。【トライワークス】

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