これが素?少年のような神木隆之介のやんちゃな一面
現在21歳にして、ほぼ20年の芸歴を持つ神木隆之介。自分の人生を芸能界と共に歩んで来たと言っても過言ではない彼だが、近頃は、俳優としてメキメキと存在感を増してきている。そんな彼の最新作『脳内ポイズンベリー』が5月9日(土)より公開に。
近作の『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14)や『神さまの言うとおり』(14)などでは、心に闇を抱え、不気味なオーラをまとった役柄に扮していた神木。本作ではそのイメージから一転、天真爛漫なキャラクターを好演。テンション高めの姿が、やんちゃでかなり可愛らしい!
神木が扮するのは、ヒロイン・いちこ(真木よう子)の脳内に存在する“ポジティブ”という感情を司る石橋役。とにかく明るく、物事をなんでも前向きに考える超ポジティブ青年だ。脳内メンバーがいちこの恋愛に悲観的になるなか、彼だけは最後まで、良い方に良い方に、考える。メンバーたちの暗い気持ちを元気にしようとする、いわば太陽のような存在だ。
この石橋の無邪気さや突き抜けたような陽気さを、コミカルに体現している神木。屈託のない笑顔、その場をパッと明るく照らしてくれる佇まいには、思わず目が引き寄せられる。
本作の完成披露試写会の場で、「幸せになるためには?」というMCからの問いに対して、真木よう子が「神木くんを頭に入れておくこと」と言っていたように、彼のポジティブな姿を見ていると自然とあったかい気持ちに。チャラっとしたイマドキ男子の風貌も、原作のイメージとよく似ている。
どんなキャラクターもこなす神木だが、本作の石橋は、彼が持っている素の少年っぽさが出ているようで、見ていて微笑ましい。可愛らしくてあどけない神木をスクリーンで堪能してほしい!【トライワークス】
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