鈴木京香、感激で目をうるませる「自然と母になれた」
鈴木京香主演の東映戦後70年企画作品『おかあさんの木』(6月6日公開)の完成披露舞台挨拶が、5月28日に丸の内TOEI1で開催。鈴木京香、三浦貴大、田辺誠一、磯村一路監督が登壇した。鈴木は「悲しいお話ですが、母親と息子たちの優しい愛に満ちた映画だと思っています」と感極まり、目をうるませた。
原作は、大川悦生の同名小説。鈴木が演じたのは、戦争で、7人の子どもたちを兵隊にとられる度に木を植えて、我が子の帰りを待つ母親ミツ役だ。鈴木は「1人ずつ7種類の悲しみを表現するのは難しいと思っていましたが、みなさんのおかげで自然にその気持ちになれた気がします」と息子たちを演じた俳優陣について感謝した。
三浦も「僕も同じです。いろんなことを考えたけど、現場に立ったら、おかあさんがいて。ああ、これが母と別れて戦地に向かう気持ちなのかと、自然に感じられた。おかあさんが京香さんで良かったです」とコメント。
田辺も「京香さんのおかあさんが、日本人のDNAにあるおかあさんとぴったり一致していました」と、鈴木の母親ぶりに太鼓判を押した。
フォトセッションでは、鈴木たちの他、細山田隆人、大鶴佐助、大橋昌広、石井貴就、安藤瑠一、西山潤、永峯海大、溝口太陽、工藤大空飛、阿部大輝、高木煌大、加藤瑛斗、戸塚世那など、息子役を演じた俳優陣も登場した。【取材・文/山崎伸子】
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