EXILE・AKIRAに『マッドマックス』監督が感謝
27年ぶりに製作される『マッドマックス』のシリーズ第4弾『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(6月20日公開)を引っさげてジョージ・ミラー監督が来日。6月4日にTOKYO DOME CITY HALLで開催されたジャパンプレミアに登壇した。
この日は、日本語吹替版で主人公マックス役の声優を務めたEXILEのAKIRA、マックスの最凶の敵ジョー役を担当する竹内力も参加。会場に集まった1500人の大歓声に迎えられると、ミラー監督とともに、作品を象徴するスカルマークをイメージしたレッドカーペットならぬ“スカルカーペット”を闊歩した。
AKIRAは「アドレナリンマックスの映画」と頬を紅潮させながら、映画の感想を吐露。「ジェットコースターに乗っている気分。緊張感からはじまって、終わったあとには脱力感で疲れ切ったような感じ。魂ごと揺さぶられる映画にはなかなか出会えないので、本当に感激した」とミラー監督を前に、賛辞の言葉が溢れ出す。
ミラー監督の来日は、8年ぶりのこと。「何度も倒れては、また起き上がるような映画。障害がたくさんあった」と完成までの長い道のりを振り返ったミラー監督。「でも必ず立ち上がった。このように日本に来られてとにかく幸せ」と胸に手を当て、「AKIRAさんと竹内さんには感謝の気持ちでいっぱい。ふたりの協力に本当に感謝しています」と吹替を担当した二人にお礼を述べた。
大迫力のカーアクションが展開するが、ミラー監督は「みんなで一生懸命、頑張って撮った」とニッコリ。「130日間、アフリカの砂漠で毎日、アクションシーンを撮っていたんだ。すべて現実にやっている」とCGを極力排除していることを明かすと、竹内は「CGじゃないんだってよ!相当な怪我人が出ていると思うよ」と大爆笑しながらコメント。ミラー監督は「スタントマンやエンジニアが優秀だった。誰一人、大怪我をした人はいないんだよ」と胸を張っていた。【取材・文/成田おり枝】