三浦貴大「寝ずに撮影しました」と過酷なロケを告白
三浦貴大主演映画『ローリング』の初日舞台挨拶が、6月13日に新 宿 K’s cinemaで開催され、三浦貴大、柳英里紗、川瀬陽太、礒部泰宏、橋野純平、森レイ子、杉山ひこひこ、高川裕也、冨永昌敬監督が登壇。三浦は「絶対に、人それぞれで面白い部分を見つけてくれる映画です」と作品をアピールした。
茨城県水戸市でロケをした本作。主人公・貫一役の三浦は「水戸での撮影はけっこうハードなスケジュールで、みんな寝ずに撮影していた気がします。作品の雰囲気どおりの感じで。不思議な撮影でした」と感想を述べた。
キャバクラ嬢のみはり役の柳は「私は夜のシーンが多かったので、規則正しい生活でした。人生でいちばん肌のコンディションや体調が良いなかで撮影できたかと」と、笑顔で語った。
メガホンをとったのは、『パビリオン山椒魚』(06)の冨永昌敬監督で「過密ツアーを組んだのは、全部俺です。本当に信じられないくらい短期間で撮ったなあと。本当に頑張ってくれて、ありがとうございました」とキャスト陣をねぎらった。
『ローリング』は、教え子たちを盗撮して地元を追われた元教師が、女を連れて戻ってきたことをきっかけに、思いもよらぬ騒動が巻き起こる人間ドラマ。
冨永監督は「先生がこんなことになったら、どういう行動を取れるのかと考えた結果、あの先生が生まれました。見どころは、先生がいかにしてダメになっていくのを、教え子が止められないかというお話です」と説明すると、先生役の川瀬は「教育関係のみなさん、本当にすみません」と恐縮し、笑いを取った。【取材・文/山崎伸子】
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