まるで七変化?トムクルの強烈過ぎるキャラをおさらい

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まるで七変化?トムクルの強烈過ぎるキャラをおさらい

難攻不落のミッションに挑み続け、トム・クルーズの“代名詞”となった人気シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(8月7日公開)。凄腕スパイとしてすっかり頼れるリーダー像が定着しているトムだが、これまでのフィルモグラフィーを振り返ってみると、超強烈キャラ&問題作にも度々挑戦している。確かな演技力も発揮されたそれらの作品を一部紹介してみたい。

■美し過ぎるヴァンパイア

1994年公開の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』では、美しい吸血鬼を怪演したトム。白塗りの顔にロングの金髪と、今考えると見た目だけでも意外性抜群なキャラクターだ。血に飢えると人間を襲い、口を真っ赤にしながら血を喰らう姿は美しくも不気味。トムはヴァンパイアとして絶対的な力と自信を持つ、底知れぬ恐怖を見事に表現している。貴公子のような中世のファッションも良くお似合い!

■愛妻との濃厚ラブシーン

スタンリー・キューブリックの遺作として知られる『アイズ ワイド シャット』(99)では、ニューヨークに住む医者役に。当時、彼の妻であったニコール・キッドマンと共にが妻役を演じており、スター夫妻のラブシーンが大きな話題となった。美しいヌードを披露するニコール、その体に手を回し優しく抱きしめるトム……そんなふうに彼らが愛し合う姿はリアルで官能的!妻を愛しているがゆえに、妄想にとらわれる男の苦悩もトムは丁寧に表現している。

■セックスに憑りつかれた男

マグノリア』(99)では、自信を失った男たちに女を落とす方法を教えるセミナー講師役を演じたトム。「女は誘惑してねじ伏せろ」と言い放ち、集まった受講者たちに熱っぽく説いていく。卑猥な言葉を使いながら聴衆を引きずり込んでいく姿は、カリスマ教祖のよう!トムの胡散臭さムンムンの演技と、劇中で披露するパンツ一丁の姿は一見の価値アリ。

■最低な映画プロデューサー

ベン・スティラーが主演と監督を務めた『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』(08)には、映画のプロデューサー役でカメオ出演。わずかなシーンながら、チビで小太り、さらにモジャモジャの体毛という酷い見た目で登場するトムはインパクト大!そのうえ、すぐに人を解雇したり、「ファック!」と暴言も吐きまくるなど性格も最低。そんな嫌味な男を堂々と演じるトムの姿は、彼のイメージからかけ離れ過ぎていて呆気に取られるほど。軽妙なダンスシーンにも注目!

30年以上に及ぶ彼の映画人生の中でほんの一部ではあるものの、この4本だけでも彼の七変化ぶりは窺えるはずだ。これらの出演を経て“イーサン・ハント”を今演じるからこそ、『M:I』シリーズが光り輝くのだと思わず納得!最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』ではどんなイーサンを見せてくれるのか?若かりし頃のトム・クルーズの変遷をチェックしつつ、楽しみに待とう。【Movie Walker】

■【初回限定生産】インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 製作20周年記念エディション
発売中
Blu-ray価格:3790円+税
発売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
[c] 1994 The Geffen Film Co. All Rights Reserved.

■アイズ ワイド シャット
発売中
Blu-ray価格:2381円+税、DVD価格:1429円+税
発売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
[c] 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

■マグノリア
発売中
DVD価格:1429円+税
発売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
[c] 1999 New Line Productions, Inc. All Rights Reserved.

■トロピック・サンダー/史上最低の作戦
発売中
Blu-rayスチールケース仕様:2381円+税
発売元:パラマウント・ジャパン
[c]2008 DreamWorks LLC. All Rights Reserved. [c] 2014 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.

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