山本美月、緊張の初主演は心臓バクバクでNGに!?
女優・山本美月が初主演を飾った映画『東京PRウーマン』(8月22日公開)。同世代女性のロールモデルとして絶大な人気を集めている彼女が、ド緊張の連続だったという撮影の舞台裏を語った。
本作は実在するPR会社を舞台に、山本演じる新人社員・玲奈が仕事に恋に奮闘するヒューマンドラマ。“PR”という仕事についてほとんど知識がなかったという山本は「PRって『○○をすればOK!』という正解がないじゃないですか。とても応用力を必要とする仕事なので、働いている人はみんな頭が良いんだろうなという印象でした。あと、女性社員の方は本当に美しい人ばかりなんです。なるほど、外見も大事なんだな…と思いました(笑)」。
「PRには外見も大事」。山本の言葉どおり(?)、玲奈は“素人PRウーマン”ながら持ち前のビジュアル&ビギナーズラックで“PR業界の女神”として持てはやされるように…。しかし山本は“女神”ではなく、玲奈の“超ドジっ子”な部分に感情移入するという。
「ドジっ子な玲奈にすごく共感します!私も一度だけ『CanCam』の撮影に寝坊して遅刻してしまったことがあって。その時は大泣きで謝りましたね。最近の失敗は本番中によくお腹が鳴ってNGになることです(笑)。気をつけようと思うんですけど、どうしても本番って聞くとお腹に力が入っちゃって…。しかもそういう時に限ってシリアスなシーン(笑)」。
本作でお腹が鳴ることはなかったが、山本は他の音でNGを出してしまったと照れ笑い。「今回、初めて心臓の音でNGになったんです(笑)。映画初主演ということもあってすごく緊張していて、撮影の初日、最初のシーンで心臓のバクバクが止まらなかった。主演という立場でなにをすれば良いんだろうってすごく考えて、余計に緊張していたんだと思います」。
劇中の玲奈のように、本作をどんどんPRしていきたいという山本。そんな彼女に「この映画をPRするならどんな戦略を立てるのか?」と聞いたところ、「山本(裕典)さん、桐山(漣)さん、井上(正大)さん、3人の男性共演者がいるので、『CanCam』誌上で3人とのデート企画をやりたい!」と具体的なプランが。「タイトルは、それぞれ役と重ねて『年上彼氏とのデートファッション特集』ですね。『CanCam』の編集長に相談してみます(笑)」とかなり前向きだった。
さらに、「特に、女の子に見てほしい映画なのでファッション関連、例えば洋服のブランドとコラボとかも良いですね!」という提案を皮切りに、就活イベントや転職サイトとのコラボなど、次から次へとアイデアが浮かぶ“リアルPRウーマン”と化した(!?)山本。「もしキャッチコピーをつけるなら『人は、みんな、努力しだいで変われるよ。』で!国語が苦手で読解力がないからまったく的外れかもしれませんが(笑)。でも、そのキャッチコピーを使って…」。その後もインタビュー終了時間まで、彼女のアイデアは尽きなかった。【取材・文/トライワークス】