安藤政信が大失言!『GONIN』の木村一八を木村拓哉と間違える
石井隆監督のバイオレンス映画『GONIN』(95)から19年、ファン待望の続編『GONIN サーガ』が9月26日(土)より公開される。9月17日に本作のプレミア試写会が開催され、東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信、福島リラ、石井隆監督が登壇した。主演の東出は「近年の邦画にないバイオレンスアクションを楽しんでください」と力強くアピールした。
雨のシーンが多い石井監督は、その理由をこう述べた。「雨の音を聞きながらシナリオを書くと、映画の異界に入っていける。役者さんも、雨のシーンではどんどん追い詰めて、雨を増やす。そうすると、格好良いお芝居なんてやってられなくなる。役者さんから格好良いものを奪うためのものです」。
19年ぶりの続編ということで、19年前の話をクロストーク。小学3年生だった東出は「虫取りして、サッカーして、夏のプールが楽しみでした。でも、その後、地下鉄サリン事件や、阪神淡路大震災を経験して……。時間の長さを感じます」と感慨深くコメント。
桐谷は、16、17歳で、役者を目指していた頃だと言う。「とにかく目立とうという意識だけがすごく強くて、スカートとか穿いたり、シースルーのスケスケのシャツとかを着てました。だからいま、めっちゃうれしいです」と喜ぶ。
続いて、安藤からは、大失言が飛び出す。「ちょうど『キッズ・リターン』(96)の頃で、オーディションで(北野)たけしさんが眼帯してて。しばらくして『GONIN』の撮影が終わったすぐだったと思うんですが、『この間、木村拓哉をおかさないといけないシーンがあって』と言われて」とコメント。
微妙な空気が流れるなか、桐谷が「名前、間違えてない?」と突っ込むと、安藤は「間違えちゃった!キムカズ(木村一八)でした」とおちゃめに笑う。桐谷は「訂正できて良かった」と胸をなでおろした。
『GONIN サーガ』は、数奇な運命を背負った5人の男たちの死闘を描いた、バイオレンスアクション。かつての暴力団襲撃事件で命を落とした男たちの遺族が出会い、因縁の相手と戦いを繰り広げる様を綴る。【取材・文/山崎伸子】