レッドカーペットでの露出過剰はフェミニズムの敵?

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レッドカーペットでの露出過剰はフェミニズムの敵?

サルマ・ハエックの爆乳ドレスや、大胆なプランジネックであやうく胸ポロしそうになったロージー・ハンティントン=ホワイトリー、そしてアメリカン・ミュージック・アワードで胸元だけでなく腰やお尻まで見えるブルーのドレスを着たジェニファー・ロペスなど、レッドカーペットでの女性セレブの露出には拍車がかかるばかりだ。

【写真を見る】爆乳を見せつけるようなドレスで登場したサルマ・ハエック
【写真を見る】爆乳を見せつけるようなドレスで登場したサルマ・ハエック写真:SPLASH/アフロ

プランジネックの流行がそれに一役買っているのは間違いないが、デイリー・メール紙の女性コラムニスト、ジャン・モイアは「こうした女性セレブたちの露出合戦は女性という性を貶める行為だ」と書いている。

「サルマ・ハエックは胸というより5キロの七面鳥の肉みたいな代物を見せびらかし、ロージー・ハンティントン=ホワイトリーはジェシカ・ラビットもちょっと考えるようなドレスを着ている。ジェニファー・ロペスは何本かの紐だけで脚の付け根を隠しているような服を着ているし、もはや何でもありだ。胸の露出、お尻の露出、太腿の露出。はみ出ているのは、上乳、下乳、脇乳。パンツ丸出しのスターまでいる」

「自分の性的魅力を自分で所有し、それを表現するのは自由の基本だ。それはいいことである。だが、この状況はちょっと行き過ぎではないだろうか?セックスシンボルはパワフルだが、そういうやり方は他の女性たちの助けにはならない」と同記事には批判の言葉が並んでいる。

胸だけでなく腰やお尻まで見えるドレスで登場したジェニファー・ロペス
胸だけでなく腰やお尻まで見えるドレスで登場したジェニファー・ロペス写真:SPLASH/アフロ

一方、この記事について同紙サイトには様々な読者の意見が寄せられており、「自信の問題だと思う。レッドカーペットに下着みたいな格好で登場する男性スターはいないから」「脚か胸かどっちかにして欲しい。両方見せるのはアウト」「安っぽくて滑稽。こんなのフェミニズムじゃない」「この人たちは常にボディのために大金を使っているから機会があれば見せたいんでしょう」などのコメントが見られる。【UK在住/ブレイディみかこ】

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