GG受賞式で、笑ったレオにガガが怒って仕返し?

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GG受賞式で、笑ったレオにガガが怒って仕返し?

現地時間の10日に開催された第73回ゴールデン・グローブ賞授賞式(以下GG賞)で、レディー・ガガが、初主演にして初ノミネートされた人気テレビシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」のシーズン5「American Horror Story:Hotel」で、ミニシリーズ&テレビムービー部門の女優賞を初受賞するという快挙を成し遂げた。

ゴールデン・グローブ賞でテレビ部門の女優賞を獲得したレディー・ガガ
ゴールデン・グローブ賞でテレビ部門の女優賞を獲得したレディー・ガガ写真:SPLASH/アフロ

これまで奇をてらったファッションが多かったが、この日はマリリン・モンローを彷彿させるような(巷では「ティム・バートン監督作に出てくるモンロー」と言われている)ハリウッド黄金時代のクラッシックな金髪ウェイビーヘアに、シックなベルベットのヴェルサーチのドレスで挑んだガガ。昨今はトニー・ベネットとのジャズコラボなど、しとやかなイメージが定着しているが、メイクもある意味正統で美しく、「歌手ではなく、女優のレディー・ガガとして勝負の日に挑んだ」と評判だった。

そしてなんと女優ではないガガが、初ノミネートで女優賞を受賞。名前が呼ばれた途端に手で顔を覆って涙ぐんだ。「最初は女優になりたかったけど、歌手として先に成功した」と語り、婚約者のテイラー・キニーの名前を言い忘れた受賞スピーチからも、感極まっての自然な行動だったのだろうというのが大方の見方だ。

そんなガガだが、登壇するまでに起きた出来事で、ネットが騒然となっている。GG賞でテレビ関係者は後部のテーブルに座っているため、登壇するまでに、ぎっしりとテーブル席で埋まった長い道のりを歩くことになるのが常に問題視されている。マーメイドドレスを着ていたガガも例外ではなく、ゆっくりと舞台に向かっていたが、その時ハプニング?が起こった。

【写真を見る】ガガとの一幕がネットで話題になってしまっているレオナルド・ディカプリオ
【写真を見る】ガガとの一幕がネットで話題になってしまっているレオナルド・ディカプリオ写真:SPLASH/アフロ

ちょうどガガの通り道にいたのはレオナルド・ディカプリオ。彼は椅子にもたれ、背に左ひじをかけながら誰かに向かって笑いながら話しかけていた。そこをガガが通った際に、彼女の右手がレオの左ひじを振り払い、レオが面食らう場面があった。レオに「Sorry!」と謝ってよさそうなものだが、何も言わずに一目散に舞台に向かうガガを見上げたレオは、ちょっと怪訝な表情を見せたのがバッチリと映し出されていた。これについてミラー紙などは、「リスペクトがないと思ったのか、女優でもない歌手のガガが、女優賞を受賞してレオが笑ったと思ったのか、ガガが怒って仕返しをしたのでは」などと報じたが、賛否両論が巻き起こっている。

「レオは失礼」という意見は少数派で、「レオは、ガガが受賞したから笑っているわけではないと思う」「スピーチ中ならまだしも、登壇するまで時間があるのだから誰かとしゃべってもおかしくない」「ガガも向かっている方向的にレオが笑っているなんてわからないはず」「ガガがぶつかったのは、通路が狭いからで意図的ではなかったと思う」という意見と共に、「偶然ぶつかったにしても、せめて謝るべき」とそれぞれを擁護する声も多い。

一方で、「ガガはちらっとレオを見ていたし、やっぱりそうでなくても笑われたと思ったのでは?」「あれが、クリント・イーストウッドならもちろんレオは拍手で彼が登壇する姿を追いかけただろう」「狭い通路でひじを出して座るべきではない」「笑われたかどうかは別として、明らかに自分の通り道を阻んでいる右手でレオのひじを、『どけ!』とばかりに振り払っている」「ガガはぶつかったら謝るべき」といったように、お互いに非があるとする意見も多数寄せられている。

ウォールストリート・ジャーナル紙など複数のメディアでも、ぶつかられた時のレオの表情がかなりおもしろかったため、「GG賞でこのふたりが一番ツイッターで話題になっている」と報じているが、それについてテレビのインタビューで問われたレオは、「そんなにツイッターで話題なっているんだ。誰かが後ろに来ているなんて知らなったんだ」と笑って答えている。【NY在住/JUNKO】

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