『俳優 亀岡拓次』の横浜聡子監督「日本人はお酒を飲まないと本音を言わない」

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『俳優 亀岡拓次』の横浜聡子監督「日本人はお酒を飲まないと本音を言わない」

安田顕主演の映画『俳優 亀岡拓次』(1月30日公開)の日本外国特派員協会(外国人記者クラブ)主催の試写会と記者会見が、1月12日に日本外国特派員協会で開催され、横浜聡子監督が登壇。主人公の俳優・亀岡拓次の飲兵衛ぶりについて、外国人記者から「これは、日本社会で顕著な傾向ですか?」という質問が上がると、横浜監督は「日本人の場合、お酒を飲むことで、相手と対話しやすい状況を作ります」と答えた。

横浜監督は「お酒を飲むのは世界各国共通の楽しみ方だと思いますが、日本人の場合、お酒を飲まないと本音を言えないというか。コミュニケーションの場として、日本人には絶対に必要な場ですね」と笑顔でコメント。

さらに「新宿三丁目というお酒を飲む街では、映画人が日々集っています。いまは、映画をつまらないと公の場で言うのは気まずいのですが、お酒を飲みながら映画で意見を戦わせるというのが良いのかなと。また、映画の現場では、監督も役者さんも緊張を強いられます。撮影現場をずっと体験している亀岡にとって、クランクアップを迎えた後のお酒の場は、役から開放され、緊張がときほぐれる時間であり、すごく必要な時間なんだとも思います」と語った。

『俳優 亀岡拓次』は、“最強の脇役俳優”亀岡拓次(安田顕)の不器用で愛すべき恋と人生を綴った、笑って心温まるヒューマンドラマ。『龍三と七人の子分たち』、『新宿スワン』、『ビリギャル』などの映画に立て続けに出演し、TBSドラマ「下町ロケット」にも出演、人気演劇ユニットTEAM NACSのメンバーとしても活躍する、安田顕が主演を務めた。【取材・文/山崎伸子】

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