エマ・ワトソン、両親の離婚や名声の重荷を語る
エマ・ワトソンが、25歳の今やっと幸せを感じられるようになったと語っている。
10歳のときに『ハリー・ポッター』シリーズのオーディションに合格したエマは、『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)から『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(11)までの10年間、ハーマイオニー・グレンジャー役を演じ、一躍世界的スターになった。推定資産額は3300万ポンド(約55億円)と言われており、羨望のまなざしが注がれているエマだが、プレッシャーから幸せを感じることはできなかったという。
「10代のころは、世界中の人から注目されているプレッシャーに何度も押しつぶされそうになったの。普通のティーンエイジャーとして生活している友達が羨ましかった。レッドカーペットでは感覚を麻痺させるようにして、なるべく人を寄せ付けないようにすることでどうにか乗り切っていたけど、本当に苦痛だったわ」
「2009年にアメリカの大学(ブラウン大学)に行って、これまでとはまったく違った生活をすることができたのがとてもよかったと思う。誰のサポートもないかわりに、自分で物事を決めてやっていかなければならなかったから。25歳の今になって、やっと自分が自分でいられて心地いいと感じられるようになった。自分が言いたいことを言って、やりたいことをやって自分らしく生きられるようになったの。長い間、人生の半分以上を、ハーマイオニーという別の人物になりきろうとして生きてきたからね。私生活の自分と公の自分がかけ離れてしまうのは嫌だから」
「5歳の時に両親が離婚して学んだことは、愛にはどんな決まり事もないということよ。相手との完璧な関係を望んでいたけれど、そんなものはありえないのよね。不快なこともじっくり腰を据えて逃げずに解決していくしかないってこと」とPorter誌のインタビューで語っている。【NY在住/JUNKO】