北川景子、故・森田芳光監督夫人に「DIO」と祝福される
故・森田芳光監督のデビュー作『の・ようなもの』(81)のその後を描く『の・ようなもの のようなもの』の初日舞台挨拶が、1月16日に新宿ピカデリーで開催。松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、尾藤イサオ、野村宏伸、杉山泰一監督が舞台挨拶に登壇した。サプライズで、森田監督夫人である三沢和子プロデューサーからの感謝の手紙が読まれ、北川は目に涙をうるませた。
三沢プロデューサーの手紙には「お2人から森田芳光に対する温かい思いをひしひしと感じました」とあり、松山には「森田が、松山さんは自分と感性が一致すると、絶大なる信頼が生まれていました」と亡き森田監督の弁を紹介。北川には「ご結婚おめでとうございます!DIO どうかいつまでもお幸せに」と、北川が結婚したDAIGOのDAI語を用いて祝福した。
松山は「森田さんともうちょっともめたかったです。でも、もめるところまでいけなかった。森田さんの人間を見てるレベルが高すぎて、その感性についていくのに必死でした。いつか同じ場所からぶつかりたかったです」と感慨深い表情を見せた。
北川も「11年前、『間宮兄弟』(06)のオーディションで、森田監督と三沢さんにお会いしてから、今日まで続けてこられました。ちょっと胸がいっぱいになりました」とうっすら涙を浮かべた。最後は、全員笑顔でフォトセッションを行った。
『の・ようなもの のようなもの』は、若手落語家の青春を描いた『の・ようなもの』の35年後を描く青春映画。生真面目でさえない落語家(松山ケンイチ)が、もう一度高座に立つよう兄弟子(伊藤克信)を説得しようと、おかしな共同生活を始める。【取材・文/山崎伸子】
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