NMB、HKT劇場支配人に泣かされる!彼らの知られざるドラマとは?
AKB48グループのドキュメンタリーシリーズ最新作となる『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』(ともに1月29日公開)。メンバーはもちろん、その関係者も多数出演するのだが、今回の2作でクローズアップされているのが“劇場支配人”の存在だ。
AKB48グループにおける劇場支配人とは、いわゆる現場のトップ。総合プロデューサーの秋元康から各グループを任され、レッスンや公演はもちろん、メンバーのプライベートにまで厳しく目を光らせる。『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』には金子剛、『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』には現支配人の尾崎充とメンバーである指原莉乃、そして前支配人の佐藤和也という4人の支配人が登場する。
2作の作風もあるが、NMB48の金子剛は支配人という威厳を感じさせるのに対し、HKT48は指原莉乃がプレイングマネージャーで、尾崎充は劇場の飾りつけを自ら率先してやったりと縁の下の力持ち的な役回りを務め、両輪の活躍でグループを盛り上げる。劇中で秋元康からHKTのメンバーが「仲のよさで売れ」と叱咤激励されるシーンがあるが、その姿勢を支配人もしっかり守っているからこそ、グループの色として強く出ているのだろう。
『尾崎支配人~』にはそんな支配人の意外な一面を映し出すシーンがあり、同作を見たAKB48のファンで映画監督の頃安祐良は大きな衝撃を受けたそう。「シングルの選抜を決める会議での尾崎支配人と秋元康さんやレコード会社担当者との会話は、ピリピリとしたムードが伝わってきましたね」。6枚目のシングル「しぇからしか!」の選抜を決める会議の映像は監督を務める指原も初めて見るもので、秋元の独断ではなく、支配人に選抜メンバーの決定権がある事がわかる。
誰よりもグループを愛し、メンバーと苦楽を共にし、時に一緒に涙を流す劇場支配人。両作にはかわいらしいアイドルだけでない、劇場支配人たちの意外なドラマも描かれている。これからグループをどういう方向へ導くのか、重要なポジションにいる彼らにもぜひ注目してほしい。【トライワークス】