倉科カナ、『珍遊記』続編は「やりません!」松山ケンイチの無茶振りが原因

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倉科カナ、『珍遊記』続編は「やりません!」松山ケンイチの無茶振りが原因

漫☆画太郎の伝説的ギャグ漫画を映画化した『珍遊記』の初日舞台挨拶が2月27日に新宿バルト9で開催され、松山ケンイチ、倉科カナ、溝端淳平、田山涼成、温水洋一、ピエール瀧、脚本の松原秀、おおかわら(鬼ヶ島)、山口雄大監督が登壇。振り切った役柄を演じた松山が「松岡修造さんの日めくりカレンダーを参考にした」と意外な役作りの秘訣を明かした。

暴れん坊の山田太郎が、坊主・玄奘とともに天竺を目指して旅する姿を描く本作。漫画原作の映画化に挑むことも多い松山だが、「原作ものの大事なところは、外見はもちろん、内面の部分」と持論を展開。太郎役のモデルについて、「『七人の侍』の三船敏郎さん、『無責任男』の植木等さん、千原せいじさん。あと、松岡修造さん。修造さんの日めくりカレンダーをだいぶ参考にさせてもらいました」と話し、会場の笑いを誘っていた。

玄奘役として、大胆な下ネタセリフにもトライしているのが倉科だ。「続編オファーがあったら?」と聞かれると、倉科は「やりません」と即答。「撮影中は『二度とやるか』と思った。特殊メイクに4時間もかかるし、本当につらかった!でも時間が経つと、『もう一度やりたいな』と思えていた」そうだが、「『続編やりたいです』といったら、松山さんが『カナちゃんがバトルスーツを着ないとやらない」といい出した。私、やらないかも」と松山のバトルスーツの要望が、続編への出演をためらう原因の様子だ。

松山が「玄奘はあの衣装のせいで、動きが制約されている。次にやるとしたら戦い方を変えなければならない。抜群のプロモーションを持っているわけですから、玄奘の衣装も冒頭から今日の衣装のようにしたらいい」と提案すると、瀧が「玄奘も次は素っ裸で出ればいい」と悪ノリ。「女優さんはやるって!」と倉科の女優魂に期待していた。

最後には、松山「下ネタも多いですが、規制がないんです。『2』はすっぽんぽんで出られるらしいんで、わからないですけど」と再び倉科をいじりつつ、「3歳から観られるので、劇場に遊びに来ていただければ子どもは大喜びする」とアピール。爆笑の舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/成田おり枝】

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