レオ、5度目の正直でアカデミー賞主演男優賞を受賞!
現地時間2月28日(日本時間29日)に、ハリウッドのドルビー・シアターで開催中の第88回アカデミー賞授賞式。主演男優賞の栄誉に輝いたのは、『レヴェナント:蘇えりし者』(4月22日公開)のレオナルド・ディカプリオだった!5度目のノミネートで、レオは念願の初受賞を果たした。
『レヴェナント』とは、「黄泉の国から戻った者」という意味。熊に襲撃され、過酷な自然にさらされながらも生き延びたハンター、ヒュー・グラスの実話を映画化したサバイバル劇だ。
なんとレオは、鼻を折りながらも、極寒のなか、過酷な撮影を続行するなど、俳優スピリットを見せつけた。メガホンをとったのは、昨年のアカデミー賞で作品賞など最多4部門を受賞した実力派で、すでに2年連続の監督賞も手にしたアレハンドロ・G・イニャリトゥだ。
スタンディングオベーションで迎えられたレオ。レオは「信じがたいキャストとスタッフに恵まれた。共演のトム・ハーディは、兄弟として取り組んでくれ、その友情にも感謝したい。また、イニャリトゥ監督は、過去2年間で映画の歴史を切り開いた。時代を超越する映画体験をさせてくれた。チームの全員に感謝する」。
レオは、『ギルバート・グレイプ』(93)で19歳にしてアカデミー助演男優賞に初ノミネートされて以来、これまで、『アビエイター』(04)、『ブラッド・ダイヤモンド』(06)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)、『レヴェナント:蘇えりし者』という4本の主演映画で主演男優賞にノミネートされており、今回、念願のオスカー像を手にした。
また、現時点で『レヴェナント:蘇えりし者』は、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が監督賞を2連覇、撮影賞でエマニュエル・ルベツキが3連覇という快挙を果たし、作品賞の結果を待つばかりだ。【Movie Walker】