鈴木亮平が変態的肉体&ポージングのこだわりを語る!
痩身の優男を演じたと思えば、すぐに筋肉隆々の悪役に姿を変え、同時にマンガ的な巨漢高校生もこなしてしまうストイックな役作り&体作りで知られる鈴木亮平。『HK/変態仮面』(13)で見せたキレてるボディも記憶に新しいが、『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』(5月14日公開)ではさらにパワーアップした裸体を披露している!
「今回は海外のヒーローをかなり意識しているんですけど、それがパロディにならないために、日本人の規格を超えたサイズ感、筋肉量が必要だったんです」。『HK/変態仮面』での体作りに飽きたらず、続編ではさらに身体の大きさを意識したと鈴木は語る。「映像で見るとかなり迫力のある肉体になりました」と仕上がりには満足気だ。
しかし、サイズアップした肉体には弊害もあったとか。「筋肉量が増えると俊敏な動きが難しくなるんです。今回はワイヤーやトランポリンを使うアクションもあったんですが、基本的に裸なのでパットを入れられないし、吹替えが効かない。何より、細かい動きもごまかしがきかないんですよね」。体作りとアクションの両立には、かなり苦戦を強いられたという。
鍛え上げられたボディが一番強調されるのが、変態仮面特有のポージングだ。「今回の変態ポーズは僕のオリジナルなんです。原作者のあんど慶周先生が描きたくなるようなポーズを研究しました。これがまた絶妙なんですよね。もちろんかっこよくないといけないんですけど、それだけではダメで、最終的に変態じゃないといけなくて…」。
こだわりのオリジナル変態ポーズは、なんと100種類以上におよぶ。「前作はポーズをファイリングしていたんですが、今回からデジタル対応しまして(笑)。自分で写真を撮ったポーズの写真を全部スマホで管理して、現場で監督に見せながら使うポーズを決めていきました」。
笑顔を浮かべながら肉体作りと変態ポーズについて語る鈴木からは、少年のような無邪気さが感じられた。三部作の構想がある『変態仮面』だが、シリーズが続く限り、鈴木の肉体改造とポージングへの探究心が衰えることはなさそうだ。【取材・文/トライワークス】