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林遣都、「火花」舞台挨拶で女性ファンに駆け寄る神対応

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林遣都、「火花」舞台挨拶で女性ファンに駆け寄る神対応

第153回芥川賞を受賞した又吉直樹の同名小説「火花」が待望の映像化。動画ストリーミングサービスNetflixのオリジナルドラマとして、6月3日(金)より世界190か国で全10話一挙に同時ストリーミング配信される。それに先駆け、全10話先行イッキ観上映会が5月22日に開催され、主演の林遣都、波岡一喜、2人と共演したお笑い芸人の好井まさお(井下好井)と村田秀亮(とろサーモン)、本作の総監督・廣木隆一が舞台挨拶に登壇した。林はティーチインで、林の大ファンだと言う女性の下に駆け寄るという神対応を見せ、会場を沸かせた。

お笑い芸人役の林は、相方役の好井と漫才に挑戦したが「最高です。一生のパートナーです。『スパークス』として漫才を残せたのは、この先も誇りです」と手応えを口にした。好井も「本当に真摯に向き合ってもらった」と、林に感謝した。

林は、クライマックスで、好井と漫才をやりながら泣くシーンのエピソードを紹介。「好井さん、中盤までは泣くシーンでも全然泣けなくて。でも、最後のライブのシーンでは始まってすぐ泣いてた」。好井は「終わるのが悲しくて。お客さんやスタッフも泣いてて。波岡さんも壁によっかかって泣いてるし。人生でいちばん泣きました」と同シーンを振り返った。

波岡と漫才コンビを組んだ村田は「波岡さんも本当にしっかり練習してくれた。飲み込みが早くて、10回目くらいでアドリブを入れてくるくらいのテンションでした」と称えるが、波岡は「以前、(漫才師役を)やらせてもらった時、巨人師匠にM-1(グランプリ)に出ろと言われて。でも、絶対無理って。なかなか漫才は怖いです」と恐縮した。

廣木監督は漫才のシーンについて「勢いがあった。だいたい一発撮りだった。その勢いといったら本当にすごかった」と彼らを褒め称えた。

「火花」は、漫才の世界に身を投じた青年たちの10年を通して、生きることの意味や人生の切なさ、愛おしさを描く。主人公のお笑い芸人・徳永役を林遣都が、徳永が憧れる先輩芸人・神谷役を波岡一喜が演じる。【取材・文/山崎伸子】

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