池松壮亮と菅田将暉に監督が「初対面の時、ひと言も口をきかなかった」と苦笑い

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池松壮亮と菅田将暉に監督が「初対面の時、ひと言も口をきかなかった」と苦笑い

此元和津也の同名人気コミックを映画化した『セトウツミ』(7月2日公開)の完成披露試写会が、新宿ピカデリーで開催。池松壮亮、菅田将暉、大森立嗣監督が舞台挨拶に登壇した。池松と菅田は役柄そのままに関西弁の“生”掛け合いを披露し、スタンディングオベーションを観客にリクエストすると、観客は立ち上がって拍手をし、会場を盛り上げた。

池松は菅田の印象について「心と身体が柔らかい。柔軟性のある俳優さんだなという印象があったのですが、そのとおりでした」と話し、いっぽう菅田も「(俳優の)大賀から『役者の鏡だよ』と聞いてましたが、そのとおりでした」と、互いにたたえ合った。

大森監督は「でも、2人は初対面の時、ひと言も口をきかなくて。大丈夫かなと思った」と苦笑い。池松は「人見知りなのかわからないんですが、しゃべることがないですから。いまはすごくよくしゃべります」と言うと、菅田は「それはもうすごいです」とうなずいた。大森監督も「べたつかない感じが良いんです。仲が良いのか悪いのかよくわからない感じが好きでした」と笑顔を見せた。

最後に池松が「『ケンカもない。壁ドンもない。部活もしない』とうたってます。たまにはこういう映画もいいんじゃないかと。みんなで作ったので良い時間になればうれしいです」とアピールした。

『セトウツミ』というタイトルは、主人公の瀬戸(せと)と内海(うつみ)の名前を組み合わせたもの。クールな塾通いの内海役を池松壮亮が、お調子者・瀬戸役を菅田将暉が演じた。『さよなら渓谷』(13)や『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣が監督を務めた。【取材・文/山崎伸子】

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