AKIRA&岩田剛典、過酷な撮影に「痛め止めが欠かせなかった」
EXILE TRIBEのメンバーが総出演している『HiGH&LOW THE MOVIE』(7月16日公開)。今回、物語のキーマンを演じたAKIRA(EXILE)&岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)の対談が実現!「とにかく大変だった…」と顔を見合わせながら苦笑する2人が、困難を極めた撮影について語った。
物語の舞台は、コブラ(岩田)率いる“山王連合会”など、5つのギャングチームが拮抗するSWORD地区。本作では、かつて強大な勢力でこの一帯を統括していた伝説のチーム“ムゲン”の総長・琥珀(AKIRA)と、彼を慕っていたコブラたちが対峙する姿が描かれる。
「もう一度やれって言われても絶対できない」と岩田が語るのは、熱い拳がぶつかり合う終盤の戦闘シーン。なかでも最強の男、琥珀は強いインパクトを放っている。この場面の撮影について岩田は「いや~本当に大変でした」と深いため息をつきながら、「3人で琥珀に向かっていくんですけど、琥珀は最強なので3対1でも、僕らは余裕でボコボコにされちゃうんですよ(笑)」と振り返る。
AKIRAも「痛み止めを飲みながらの撮影は初めてでした(笑)」と相当過酷だったと話す。「実際にパンチや蹴りが岩ちゃんとかに当たってしまうこともあったんです。なので撮影が終わった後は、必ず『大丈夫?ゴメンね』ってお互いに声をかけてましたね。あと慣れるまでは、意外なところから岩ちゃんたち3人のパンチや蹴りが飛んできたりして、ケガが絶えなくて…。だから鎮痛剤は欠かせませんでした(笑)」。
そんな厳しい状況のなか、支えとなりエネルギーとなったのは、いつも活動を共にしている仲間の存在だったという。「撮影中、岩ちゃんに助けられた」と語るAKIRA。「今回の映画では、琥珀が抱える心の闇や葛藤を表現することが多かったので、精神的に辛くなってしまったこともあって。そんな時に、唯一岩ちゃんだけが撮影裏でも、演技のことで本気でぶつかってきてくれたんです。そのおかげで琥珀という人物を作り上げることができました」。
一方、AKIRAと本格的に競演することが夢だったという岩田は「すごく勉強になりました」と話す。「AKIRAさんは監督と何度もディスカッションをしたり、1シーンに懸ける情熱がとにかくスゴイんです。そのAKIRAさんの姿に、僕やまわりのメンバーのモチベーションが一気に引き上げられましたね」と先輩から多大な影響を受けたようだ。
今回のインタビューで「“仲間との作品作り”だからこそ、本気でぶつかっていけた」と何度も口にしていた2人。『HiGH&LOW THE MOVIE』は、ほかの作品では見ることのできない、EXILE TRIBEというチームの絆やパワーが詰まった熱い青春映画のように感じた。
【取材・文/トライワークス】